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【『揺れないベッド』完備の高速バス】

 長距離を走る高速バスの快適性を損なっている揺れを、快適な乗り心地にできないだろうか。
そこで、揺れが気にならないベッドを備えた『快適に眠れる』バスの出現。
 アメリカ企業による新規のバス運行システムが、アメリカの都市間交通に革新をもたらすか、注目されている。

 2017年7月に創業した、バス運行会社『キャビン』(Cabin)は、体を真っ直ぐにして横たわれる2段ベッドを備えたバス(車長45フィート、約14m)を、サンフランシスコとロサンジェルス間で運行するサービスを始めた。Cabinはこのバスを『走るホテル』と呼んでいる。
 サンフランシスコ~ロサンジェルス間は、飛行機だと僅か1時間20分で移動できる距離である。しかし、空港への行き来や、搭乗も含む4時間を窮屈なシートに座って過ごすより、移動に8時間かかっても、ぐっすり眠れる方を選ぶ人が多いだろう。

揺れが気にならないベッド.
 道路状況と睡眠のメカニズムに関する調査で、乗客は座った姿勢であれば、振動を2時間半まで我慢できるが、横になっている時は、5分しか耐えられない事が判明した。
 その問題を解決したのが、可動式サスペンション方式のベッドを完備したバスだ。
 バスに設置したベッドに加速度センサーを取り付け、どの振動を打ち消すべきかをリアルタイムで算出する。1台のベッドに対して2つの加速度計(車の加速ではなく、上下の振動を測定するセンサー)を取り付けている。
 そうしてCabinは、小型コンピューターや、既製のエアクッション装置などを利用してベッドを素早く上下させ、走行中の振動を吸収する装置を開発した。

 現在、このシステムにはベッドを上下させる機能しかなく、乗客は急ブレーキや急ハンドルによる振動を感じてしまう。しかし、急ブレーキや急ハンドルの少ない高速道路での走行が殆どなので、リニア・モーターカー並みの乗り心地となるだろう。

 日本でも、この様な『夢の高速バス』の運行が望まれる。


★産経ニュース(WIRED)『高速バスに「揺れないベッド」があれば、旅はもっと快適になる』(2018.11.26)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/wired/news/181125/wir1811250002-n1.html

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【『フラつき』の続報】

 一昨日(11/24)、食糧を調達するため、一週間ぶりに外出した。平衡感覚の不具合(フラフラ状態)は相変わらずだったが、食糧の備蓄が乏しくなったので「背に腹はかえられぬ」とばかり、自転車や雨傘を杖代わりにしてスーパー(食料品店)まで行った。店内では、買物カートを杖代わりにしての買物。情けない格好ではあったが、無事、一週間ぶりの食糧調達ができた。
 その翌日(つまり、昨日11/25)は、何だかガスが一段ときつく感じられた。まさか、「まだ外出? 何とかおし! 」、だったりして。

 その日の夕方、再び、自転車を杖代わりにして買物に出かけた。スーパーの駐輪場から3mほど先にある買物カート置き場まで、雨傘を杖代わりに歩いて行く途中、フラついて仰向けに倒れてしまった。親切な人に「頭を打たなくて、よかったね」、と声を掛けられ乍ら助け起こされ、また、買物カートにも助けられながら、無事、食糧を調達できた。しかし、惨めさこの上なし。
 この様な状態にまでなってしまったからには、行くところまで行かないと収まりが着かないのでは、との考えが頭をよぎる。

 実は、かの女性の夫は私の幼なじみで、O君という。O君は20年ほど前、50歳という若さで此の世から去ってしまった。血液のガン・白血病だった。
 彼には3人の遺児がいる。その内の1人は、その地域の負の遺産を背負っている様に見受けられる。

 私の身の回りで起こる様々の不快な不審事に決着をつけようとした場合、親友(幼なじみ)とその遺児に話が及ぶ可能性が出て来る。彼ら両名の名誉のため、その様な事態は避けたい。
 一方、身の回りに起こる不快な不審事も解消したい。悩ましいところだ。

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【中露関係は、見せかけの友好】

 近年のロシアと中国は、米国との対立や北朝鮮の擁護などで、共同戦線を張る事が多い。
 しかし最近、ロシアのメディアから、「ロシアと中国の間の友好関係は見せかけのものに過ぎない」、との声が挙がっている。中国はロシア経済に貢献せず、むしろロシアの権益を侵食してる、との不満や警戒感からだ。

 13世紀には、モンゴル帝国(中国・元)によるロシア支配。逆に19世紀には、ロシアによる中国・清朝からの領土奪取。かくの如く、両国間には侵略や領土紛争が絶えなかった。
 しかし近年は、冷戦終結やソ連崩壊を受けて両国の関係は改善し、長年の国境紛争も解決した。
 更に現在は、共通の敵である米国の存在もあり、ロシアと中国の関係は良好。

軍事・経済で連携強化.
 今年6月の中露首脳会談で両国は、『全面的・戦略的パートナーシップ関係』を確認し、軍事・経済協力の強化を合意した。
 9月の中露首脳会談でも、両国は米国の保護主義的な貿易政策を批判したほか、北朝鮮の核廃棄プロセスへの支持を表明した。
 両国は、定期的に共同軍事演習を行う事でも合意。
 2015年、ロシアが主導する経済圏構想『ユーラシア経済連合』と、中国が主導する『一帯一路』の連携にも合意しており、両国関係は益々深まっている様にも見える。

だが実態は・・・
 ロシアのリベラル紙『ノーバヤ・ガゼータ』は、「中国の経済成長が鈍化すれば、中国政府は国民の不満を逸らし、自らの正当性を確保するため、攻撃的な外交政策に乗り出す可能性がある。例えば、シベリアや極東地域の占領などだ」、と警戒感を示している。
 実際、ロシア極東地域では、中国企業の進出・中国人労働者の出稼ぎが相次ぐ。極東に住むロシア人の人口は減少する傾向にあり、同紙は、「いずれ極東地域は、中国の支配下に置かれるのではないか」、と懸念している。ロシア側の根強い不安が感じられる。
 ロシアの有力紙『独立新聞』も、こうした中国脅威論を取り上げている。同紙は、「ユーラシア経済連合と一帯一路との連携に基づく計画は、実際には何一つ実現していない。中国によるロシアへの直接投資は、カザフスタンへの投資より少ない」、と指摘している。
 経済発展が著しいウズベキスタンや、カザフスタンなどの中央アジア諸国について、ロシアは旧ソ連の元構成国だと『裏庭』扱い。しかし中国は、中央アジアを自国に不可欠な要素と位置付けている。
 地政学的に重要な、中央アジアでの影響力を確保するため、ロシアと中国は、この地域への投資や技術供与、軍事協力の表明合戦を繰り広げており、表向きの友好姿勢とは裏腹に、現実は、協調とは程遠いのが実情だ。

●世界情勢は複雑怪奇。当方の立ち位置も、複雑怪奇。


★産経ニュース『【ロシアを読む】「友好は見せかけ」 中国のロシア侵食に批判噴出』(2018.11.15)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/premium/news/181115/prm1811150004-n1.html

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【今度は有害ガス】

突然の、目眩と発汗.
 今年9月8日(土)夜8時過ぎ、突然、目眩がして歩行がフラフラし出し、酷い発汗があった。この様な症状は初めてで、何故だか見当が付かなかった。
 酷い状態は、30分も続かなかった。そのため、救急車の要請はしなかった。
 その後、酷い目眩・発汗の再発がなかったので、特段、気にする事はなくなった。

ベランダの網戸・天窓、不審なズレ.
 先月だったか、不審な出来事があった。当室のベランダ出入り口に取り付けてある網戸が、当方が何もしていないのに、定位置からズレていたのだ。
 普段は防犯上、ベランダ出入り口は施錠してあり、洗濯物を干す時以外は出入りしない。なのに網戸がズレている。「?」と首を傾げたが、特段、変わった事もなかったので、網戸を元の位置に戻し、それだけで済ませた。
 ところがその翌日だったか、またも網戸が、今度は少しだけズレており、ベランダのガラス戸の天窓が、少し開いていた。天窓を開けるために網戸をズラしていたのだ。
 天窓には簡易な施錠部品が付いている。にも拘わらず解錠され、少し開けられていた。普通の人にはできない芸当だ。
 連中のしそうな事だ。「はは~、また何らかの有害物を室内に注入するつもりだったな」、と合点がいった。
 網戸を元の位置に戻し、天窓も閉め、施錠部品をロックして再び開けられないようにしておいた。更に、不審者を感知すると自動的に点灯する、防犯灯も設置しておいた。
 防犯灯が作動したのかは、直接、目にはしていないが、作動したであろう事は分かった。
 後日、薄暗い夜道で、向かって来た1台の自動車から、ヘッドライトをアッパーライトにした目眩ましを喰らったのだ。また、ベランダの防犯灯も壊されていた。不意の防犯灯の点灯に驚き、頭に来ていたのだろう。だが、「お宅のベランダに侵入したのは私です」、と白状しているようなもんだ。
 上記の一連の不審事から、『突然の目眩と発汗』の原因は『有毒ガス』だったのだろう、と推測される。
 なお、この有毒ガスは無色・無臭で、何時、垂れ流されたのか分からない。頭がクラクラし、椅子から立ち上がった際にフラつくので、「あっ、又やったな」、との『後の祭り』状態で防ぎようがない。
 被害を受けた感覚では、漢方系ではなく、化学合成された物の様のように感じられる。

関連する出来事.
 有毒ガスとの関連を示唆する出来事があった。
 10月31日夕方、隣の《108→》1-8号棟に住む老婦人(らしき人)が救急搬送された。救急車の他に消防車も来ていたから、ガス漏れ中毒による救急要請だったらしい。消防車は直に引き返して行ったから、都市ガス漏れではなかったようだ。では一体、何の急患だったのだろうか。
 救急車が来る前、当宅の上階の老婦人が、普段は日中あまり見かけないのに、その日に限って、尋常ならざる様子で何度か、急患の出た棟の方へと駆け付けていた。また、その老夫がフラついていた事もあった。それら一連の出来事が、有毒ガスと関連があるのかどうかは分からないが・・・
 ところで、前述の急患は、当団地に隣接する『東埼玉総合病院』に搬送されたと思われるが、発症した原因が特定されたのだろうか、どうか。

現状について、ほか.
 この有毒ガスは、何処から供給されているのだろうか。定期的に補給され続けていると思われるから、近しい所からだろう。傘下に薬品会社を持っているけれど、そこが関係しているのだろうか。
 9月初めに被った、酷い目眩・発汗はなくなったものの、微量ながら毎日のように垂れ流されている様で、徐々に・知らず識らずの内に、平衡感覚のフラつきが進行しつつある。
 昨日も自転車でスーパーに出かけたが、フラついて危なくなったので自転車を降り、自転車を押しながら店の前まで辿り着いた。しかし、歩行までもがフラついてきたので食糧調達を諦め、ホウホウの体で帰宅した。食糧の調達ができなくなれば、干上がってしまう。

 夏の辺りから、嫌がらせが酷くなった。何か頭に来るような事があったのだろうか。だが、それは逆だろう。頭に来ているのはこっちの方だ。
 自宅療養しているところをストーカー行為を受け、20年近くも毎日の消毒を欠かさず、酷い噂話などにも耐えてきた。話が大きくなると大変な事になると危惧し、特段、命に別状がある訳でもないし、という訳だ。
 ところが、とうとう有毒ガスにまで進行し、生存にも影響が出てきた。もう我慢の限界だ。いい加減にしろ!
 以前、当ブログ(【健康のため、立ち上がろう】(2018/10/07))で述べた「歩行の衰え」も、この一環だったのではないか。

 かの地域は極端な女権社会だ。だからこその『わがまま姫』なんだろう。
 以前、当ブログで(【迷惑】(2012/10/28))、「こんなの(人物)を放任しておくと、いずれ、(組織)全体に害が及ぶのではなかろうか。声が届くかどうか分からないが、一応、もの申しておきたい」と言ったが、届かなかったらしい。

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【西郷どんも真っ青、『新・征韓論』】

 またも日本への嫌がらせ、徴用工裁判々決。
 韓国人徴用工に対する補償問題は、1965年の『日韓請求権協定』で解決済み。それにも拘わらず国民感情を忖度し、韓国最高裁が日本企業に損害賠償を命じる判決を出した。この判決は、国際法に反している。もはや何でもありの隣人、黙らせる必殺ワザはないものか。
 そこで、西郷どんよろしく『新・征韓論』で、文在寅(ムン・ジェイン)政権を黙らせる必殺ワザを考えてみた。

韓国経済を潰す、効果的な攻撃.
 文政権によるこの嫌がらせに対し、安倍政権は徹底抗戦の構え。
 作家で経済評論家の渡邉哲也氏は、兵糧攻めの有効性を強調する。
 韓国の経済は日本頼みの状況だ。例えば、韓国の銀行は単独でのドル決済が殆どできず、日本のメガバンクが保証枠を与えて支援している。兵糧攻めよろしく、この支援を打ち切ってしまえば、韓国はドル決済が出来なくなって潰れてしまう。
 更に、「駄々っ子の韓国を黙らせる別の必殺ワザもある。韓国への原油供給だが、「ドルが手に入らなければ原油が買えない。日本側の交渉次第で、韓国への原油供給は止まってしまう」、とも言及。

情報戦で追い詰め、倍返し逆襲.
 また渡邉氏によると、徴用工などへの個別補償は1965年の日韓請求権協定で要望どおり纏めて全部、韓国政府に支払ったのだが、韓国政府はそれを個人には支払わず、経済発展の原資に回して急速な経済発展をして『漢江の奇跡』を成した。個別補償が闇に葬られてしまったのだ。ところが、韓国々民はその辺の事情を知らない。知らないから日本に個別補償を求めてくる。韓国政府の怠慢、ある意味、詐欺的行為が今回の事態を引き起こした。
 韓国々内や全世界に向けて情報戦を仕掛け、日韓請求権協定に於ける個別補償の実態を暴き出し、韓国政府を追い詰める、という手も考えられる。

 一方、経済基盤が脆弱な韓国に対し、圧倒的な強さでねじ伏せるべきだと説くのは、元航空幕僚長の田母神俊雄氏だ。「韓国を経済的に追い詰めるのはいとも簡単。日本が韓国との貿易を止めた場合、日本のGDPは数%下がるだけ。逆に、韓国にとっては大きなダメージになる」。貿易停止とは強烈だが、可能性はなきにしもあらず。
 更に田母神氏は、歪んだ日韓関係を生んだ背景には、日本人の『問題回避症候群』があるという。「日本では、『問題を起こさない』というのが政治の目標になっている。問題を起こさない様にと、韓国や中国に謝ってしまうが、結局、問題は更に大きくなって再燃する。この様な問題は回避するのではなく、戦う姿勢が必要だ」、とのこと。

AV攻め.
 現職のNHK職員で、覆面コラムニストとして時事問題にも精通するヨージ氏は、韓国に対する徹底的な『無視のススメ』が必殺ワザになるという。
 「徴用工や慰安婦問題で、日本が反発すればするほど、彼らは『日本憎し』で盛り上がり、反日をエンタテインメント化している。韓国側がイチャモンをつけてきた時、「そだね~」とか冷静にスルーすれば、韓国側も暴走のしがいがなくなり、確実に大人しくなる筈。日韓関係がかつてなく悪化している現在、韓国と同じ目線で揉め続ける『嫌韓』ではなく、韓国が擦り寄ってくるまで、ひたすら接触を避ける『避韓』しかない。」

 そして、韓国が直ぐにでもひれ伏す会心の一撃を、こう披露する。「韓国へのAV販売禁止は効果テキメンの筈。何だかんだ言っても、韓国人は『日本の文化なしでは生きられない体』になっている。その最たるものがエロ産業。日本のAVにお世話になっていない韓国人男性は殆どゼロ。大手のアダルト動画配信サービスが、「日韓関係が正常化するまで、韓国にはAVを売らない」、と宣言すれば、韓国人男性に大ダメージを与えられる。無料のエロ動画サイトも、結束して韓国からのアクセススをブロックしてしまえば、韓国で日本製AVを観られなくなる。韓国で愛用者が多い日本製『大人のオモチャ』も、販売禁止にしてしまえばいい。シモから干上がらせれば、泣き付いてくる。」

* * *

 なるほどー、西郷どんも真っ青の『新・征韓論』、納得。
 韓国最高裁での徴用工勝訴を受け、韓国では勤労挺身隊も強制徴用だ、とする流れも出てきたとのこと(『シンシアリーのブログ http://sincereleeblog.com/ 』より)。


★「アサヒ芸能」(11・22号)『厚顔クレーマー・韓国を黙らせる必殺ワザ』、より.

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【秀吉に疎んじられたキリシタン大名、黒田官兵衛】

キリシタン嫌いの秀吉.
 黒田官兵衛は『偉大なナンバー2』と称され、豊臣秀吉がその存在を恐れた、とされてきた。しかし、それは真っ赤な嘘。僅か約13万石の小大名の官兵衛が秀吉に敵う筈もなく、好い加減な史料に基づいた、後世の人々による過大評価に過ぎない。
 官兵衛が秀吉から疎んじられたのは、彼がキリシタンだったからなのだ。官兵衛がキリシタンだったことは、ルイス・フロイス著の『日本史』にも明記されている。
 官兵衛がキリシタンになったのは天正13年(1585年)、小西行長の勧誘による。洗礼名は『小寺シメオン官兵衛』。官兵衛は花押の代わりにローマ字印を使うこともあったので、キリシタンだったのは間違いなかろう。

 秀吉は天正15年(1587年)、バテレン追放令を発令し、これでキリスト教の信仰は事実上禁止された。
 なのにキリシタン・官兵衛は、諸大名にキリスト教を熱心に勧めた。それゆえ秀吉は、激しく官兵衛を叱責し、2人の関係に亀裂が入ってしまった。
 秀吉は、『九州征伐』で大活躍した官兵衛に対し、僅か豊前・中津しか与えなかった。その辺の事情はこれまで、「官兵衛を恐れた秀吉が、官兵衛を九州の僻地に押し込め、石高も最小限に抑えた」、とされてきた。
 だが実際は、キリシタンの官兵衛が、諸大名にキリスト教を熱心に勧めたのが気に入らなかったのだ。それでも、秀吉が官兵衛を起用し続けたのは、彼の能力が高かったからだろう。
 官兵衛は、主人・秀吉のその様な罵詈雑言や不当な仕打ちには黙していたが、秀吉に強い憎悪の念を抱いていた。キリスト教を迫害する秀吉に対する官兵衛の想いが、フロイトの『日本史』に次の様に綴られている。「拙者(官兵衛)は、この度の秀吉様からの罵倒をこの上なく憂慮している。 ・・・ だが、我らの主デウスは、かかる極悪人(秀吉)を罰さずにはおかれぬだろう。拙者が思うに、秀吉様は長くは生き得まい」、と。

『朝鮮出兵』でも衝突.
 こうして秀吉と官兵衛の間は、着かず離れずのままだった。しかし、文禄・慶長の役(朝鮮出兵)によって決定的に破綻する。
 出兵当初、日本軍は朝鮮半島全土を占領する勢いだったが、やがて情勢は不利になった。苦境に追い込まれた日本軍は、新たに手を打たねばならなくなった。
 そこで秀吉が立てた作戦は、先ず官兵衛が全軍の指揮を執り、現地の武将を率いて全羅道を攻略し、その後12地点に城を築く、というものだった。
 しかし現地の武将たちは、先ず12の城を築き、その後、全羅道を攻略すべきであるとの見解が大勢を占めた。最初にしっかりした防御施設を作った方が安心できるからだ。これは、秀吉の命令と手順が全く逆だった。
 現地武将たちの意向を伝えるべく、官兵衛は秀吉の元を訪れた。これが、官兵衛に最悪の事態をもたらした。
 この頃、秀吉は度重なる敗戦に神経質になっており、反対意見は許さなかった。そのため秀吉は、現地武将たちの反対意見に激高し、官兵衛を引見しようとはせず、封禄と屋敷を没収してしまった。

『如水』誕生.
 元々、秀吉と官兵衛はキリスト教を巡って対立状態にあった。そのため、秀吉の怒りは激しく増幅し、官兵衛に厳しい処分を科した。これは『見懲(こ)り』といい、諸大名に対する見せしめの一つだ。
 関白・秀吉の怒りを買った官兵衛は、剃髪・出家し、権力・武勲・領地・および多年に亘って戦争で獲得した功績の全てを、水泡に帰するが如く去って行った。その後、自らを『如水』(水の如し)と称した。


★iRONNA(オピニオン・サイト)『渡邊大門の戦国ミステリー:「キリシタンへの見せしめ」 秀吉が黒田官兵衛を疎んじた理由』(歴史学者・渡邊大門氏)、(2018/10/07)、より.
★上記へのリンク https://ironna.jp/article/10891

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【呆れた甘え、韓国】

 先月30日、韓国最高裁で、元徴用工に対する賠償を日本企業に命じる判決が確定した。
 日本の朝鮮半島統治時代に「強制労働させられた」、として元徴用工の韓国人4人が、新日鉄住金(旧・新日本製鉄)に損害賠償を求めた訴訟で、韓国最高裁は新日鉄住金に、原告請求の全額の計4億ウォン(約4千万円、一人あたり1千万)の賠償支払いを命じた。

 この判決は、次の2点から見て不当。
■一点目.
 戦後賠償問題は、1965年の日韓国交正常化に伴う日韓請求権協定で、日本が無償供与3億ドル、有償2億ドル(因みに、当時の韓国年間予算=3・5億ドル、日本の外貨準備額=18億ドル)を約束し、「完全かつ最終的に解決された」と明記された。その内の無償3億ドルには、個人の補償問題の解決金も含まれる。
 韓国政府が1976年に発行した公刊資料に、『請求権資金白書』というのがある。これは1965年の日韓国交正常化の際、韓国政府が日本政府から受け取った、経済協力の意味を含む過去の経済的補償である「対日請求権資金」(5億ドル)が、国内でどう使われたかを詳細に記録してある。
 被徴用者に対する補償も行われている。個人補償に関しては、韓国政府が2000年代になって追加補償を実施している。今回の徴用工の補償問題も、必要なら韓国政府が行えば済む話だ。

■二点目.
 日本政府が国民徴用令を制定したのは昭和14年7月。徴用を猶予された半島出身者が対象になったのは終戦1年前の昭和19年9月だ。それまで、半島出身の徴用工は、民間業者の斡旋による自由募集だった。
 炭坑労働は危険ゆえ、給与はケタ違いに高かった(因みに、3年分の米を一月で稼ぐ程の高給)。
 訴訟を起こした韓国人4人は、何れも徴用ではなく、それ程の高給を得んがため、民間業者の募集に応じて自分の意思で日本へ来た。
 賃金の未払い分ではなく、慰謝料を支払えと言う4人の言い分を丸呑みし、完全かつ最終的に解決されたと明記した昭和40年の日韓請求権協定に反している。

 以上の二点から、韓国最高裁の判決は非常識かつ国際法違反。


【ついでに、参考として】
■日本の対応.
 政府は元徴用工を巡る訴訟で、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じる確定判決を出した問題で、韓国政府が賠償金の肩代わりを行う立法措置などを取らない限り、国際司法裁判所(ICJ)に提訴する方針を固めた。
 ICJで裁判を開くには、原則として紛争当事国の同意が必要で、
①.相手国の同意を経て共同付託する、
②.単独で提訴した上で相手国の同意を得る、
という2つの方法がある。
 日本政府は、韓国から事前に同意を得るのは難しいことから、単独提訴に踏み切る方針。単独提訴の場合、韓国には不同意の理由を説明する義務が発生する。
 日本政府は1954年、1962年、2012年の3度に亘り、竹島の不法占拠を巡ってICJへの共同提訴を提案した経緯がある。何れも韓国の同意が得られず、また、単独提訴も見送ってきた。
 今回は単独提訴に踏み切るべきである。提訴内容は、ICJのプレスリリースによって、国際社会に周知される。韓国側の不同意の理由についても同様。さすれば、韓国の不誠実さが世界中に知れ渡る。
 韓国の国際ルール違反といえる行為は枚挙に暇(いとま)がなく、政府内には『韓国疲れ』が蔓延している。経済規模もそれほど大きくない韓国と、必要以上に付き合う理由はなく、「韓国は、戦略的に無視していくしかない」(外務省幹部)、との声も出始めている。

■韓国の立ち位置.
 韓国は日韓基本条約の日韓請求権協定で、個別に国民に支給すると日本側に説明して請求権資金として受け取った3億ドルの無償提供資金を、韓国経済発展のための国内投資資金に回したことで、最貧国から脱し、世界10位圏の経済大国にまで発展した(漢江の奇跡)。

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は2005年、請求権放棄を明記した日韓協定締結当時の外交文書を公開し、請求権を持つ個人に対する補償義務は「韓国政府が負う」、と韓国外務省が明言していたことを明らかにした。
 盧氏の側近として当時、司法に大きな影響力を持つ『民情首席秘書官』を務めたのが文在寅(ムン・ジェイン)氏。その外交文書の公開以降、歴代政権も請求権問題は「解決済み」とする見解を踏襲してきた。
 その様に徴用工問題の実態を熟知している文氏は、韓国最高裁判決が出たにも拘わらず、今月1日の国会演説で、その判決に係る発言をしなかった。
 また文氏は、その翌日(11/2)休暇をとった。打開策を首相(知日派)に丸投げしたも同然ではないか。流石の文在寅氏も、バツが悪いのだろう。


★産経ニュース『【風を読む】韓国よ、甘ったれるな』(佐々木類・論説副委員長)(2018.11.6)、ほか.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/column/news/181106/clm1811060008-n1.html

★インターネット百科事典・Wikipedia『漢江(ハンガン)の奇跡』の項も参照.

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【驚異の『味噌パワー』】

『長生きみそ汁』
 ガンや高血圧を防ぎ、整腸効果その他、健康力を高める驚異の『味噌パワー』。
 その『味噌パワー』に関する著書、順天堂大学医学部教授・小林弘幸著『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム刊)、がベストセラーになっている。
 『長生きみそ汁』とは、白みそ+赤みそ+タマネギ+リンゴ酢、四つの素材から作られた『長生きみそ玉』をベースにした味噌汁。なお、『長生きみそ玉』の作り方は、同誌を参照されたい。
 白みそにはストレスを軽減する『GABA』が、赤みそには血糖値の上昇を抑える『メラノイジン』が、タマネギには血管年齢を若返らせる『ケルセチン』が各々含まれ、更に、リンゴ酢に含まれる『リンゴポリフェノール』には強い抗酸化作用があり、何れも健康に良い食材だ。

『長生きみそ汁』で、ガン予防.
 スプーン1杯の白みそには、ヨーグルト100gのと同量の乳酸菌が含まれ、タマネギに含まれるオリゴ糖は、腸内で乳酸菌などの善玉菌を増やしてくれる。また、タマネギに含まれる食物繊維は、悪玉菌を減らしてくれる。
 更に、リンゴ酢には、体に有害な中性脂肪やコレステロールの低下に効果のある、酢酸がタップリ含まれている。
 つまり、『長生きみそ汁』を1日1杯飲むだけで、腸内の善玉菌が増殖し、悪玉菌・中性脂肪・コレステロールが減少する。したがって、腸内環境が改善されて大腸ガンに罹るリスクが低下する。

味噌は、食中毒予防にも効果.
 こうした健康促進の他、『食中毒の予防』でも味噌の効用は注目されている。
 1997年に行った『日本食品分析センター』の分析研究によると、熟成中の味噌に病原性大腸菌O-157の菌液を添加すると、O-157が大幅に減少・死滅した。
 この分析を委託された『全国味噌工業協同組合連合会』の担当者は、「O-157だけでなく、他の病原菌が味噌に混入して食中毒を起こした症例は、現在までに一例の報告もない」、とのこと。

味噌の塩分は、血圧上昇とは無縁.
 これだけ効用のある味噌だが、含まれる塩分は高血圧の大敵、と敬遠され勝ち。
 しかし、昨年2017年、広島大学の研究グループが、「食卓塩と同量の塩分を味噌から摂取しても、血圧は上昇しない」、との研究結果を明らかにした。
 順天堂大学の小林教授(前述)も、「味噌の、どの成分に血圧を下げる作用があるのか特定されてないが、味噌の塩分は血圧上昇とは無縁。またリンゴ酢には、余分な塩分を体外に排出する効果のあるカリウムが豊富に含まれており、この点からも、塩分の心配は無用」、とのこと。

 『長生きみそ玉』は味噌汁だけでなく、おかずの調味料としても使い勝手がよく、冒頭に挙げた小林教授の著書には、豊富なレシピが掲載されている。

* * *

 早速、『長生きみそ玉』を作ってみた。味噌汁10杯分の味噌玉が、簡単かつ一度に作れ・保存が利き・熱湯を注ぐだけで味噌汁ができ、超便利。

★「アサヒ芸能」(11/8号)『「味噌パワー」の驚くべき効果』(副題:1日1杯の「無敵味噌汁」で心筋梗塞・大腸ガンを防ぐ)、より.

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