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【韓国の国会議長、今度はセクハラ】

 『天皇謝罪発言』の文喜相(ムン・ヒサン)韓国々会議長、今度は女性国会議員へのセクハラで一騒ぎ。

 今月24日、韓国の国会は選挙法などの処理案件で紛糾し、文氏と野党(自由韓国党)の議員達が揉み合いの騒ぎになった。
 その際、文氏が女性議員の腹部を両手で触ってしまった。「セクハラだ」と抗議する彼女に対して文氏は、「では、こうしたらいいのか」と言い乍ら、今度は彼女の頬を両手で覆った。遂には彼女を両手で抱き締める、という国会議長にはあるまじき蛮行に及んだ。

 その後、文氏は、「場を去ろうとした時、体が接触したのをセクハラと言われ、カッとなった」と言い訳がましくも、謝意を示した。しかし、女性議員は精神的衝撃を訴えて入院し、野党・自由韓国党は文氏を告発する構えだ。
 余りの反響に、文氏はショックで『低血糖ショック症状』(?)を出来し、国会近くの病院に入院してしまった。国会議長のセクハラ騒動に韓国の政界は、「まるで野獣国会だ」と呆れ顔。

●隣んちの司法・立法・行政の、いわゆる三権の長は、皆、資質欠損の疑いあり。


★産経ニュース『「天皇謝罪発言」の韓国国会議長、セクハラ騒動の末に入院』(2019.4.25)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/world/news/190425/wor1904250030-n1.html

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【米朝・露朝、二つの首脳会談】

米朝首脳会談、物別れ.
 第2回米朝首脳会談(ハノイ会談)は物別れに終わったが、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、アメリカの対北強硬派を敵対勢力と見做し、「譲歩も妥協もしない」とする一方、「トランプ米大統領との個人的な関係は、敵対的ではなく立派な関係を維持している」、とトランプ氏には見え透いた友情を示した。今でも、アメリカとの首脳会談を渇望している証左だ。

 実はハノイ会談以降、北朝鮮の内部では、混乱が1ケ月以上も続いている。北朝鮮の首脳部にとって、会談が物別れに終わった衝撃は大きかった。北朝鮮『労働新聞』が、ハノイ会談の結果について報道したのは会談終了から8日後だった。噂が広まって、会談の決裂を隠しきれなくなったのだろう。
 制裁継続への不満に対して金正恩氏は、「制裁で我々を屈服させられるという誤った判断をする敵対勢力に、深刻な打撃を与えなければならない」と述べるに留まり、米国との対話そのものを否定する事はなかった。内部矛盾が高まっている中、現在の金正恩体制に交渉を遮断する余地は無いという事だ。
 その後金正恩氏は、3回目の米朝首脳会談への意欲と、「今年末まで忍耐力を持って米国の勇断を待つ」との交渉期限を示している。交渉決裂を回避し、当面の時間稼ぎをしようという魂胆が透けて見える。

米朝決裂 → ロシアに接近.
 制裁圧力による政権内部の不満の高まりや、食糧不足による飢饉発生への懸念が強まっている現在の北朝鮮。
 その様な状況下、金正恩体制の今後の出方として、国内の沈静化を図りつつ、対外的にはアメリカを牽制するため、ロシアなどとの関係強化が取り沙汰されている。

露朝首脳会談.
 ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩委員長が、昨日(4/25)、ロシア極東のウラジオストクで初の首脳会談を行った。
 プーチン氏は、北朝鮮の非核化への“努力”を評価し、非核化実現に先立つ体制存続の保証や様々な制裁の緩和が必要だとする、北朝鮮側の主張を支持する姿勢を示した。
 金正恩氏も、「両国関係の強化は確固たる戦略方針だ」、とロシアとの対話を継続する意思を表明。露朝の共闘姿勢が鮮明になった。

 会談後、単独で記者会見したプーチン氏は、北朝鮮が完全な非核化を決断するまで、現行の制裁維持を強調するトランプ政権を牽制した。また金氏から、会談内容を米国に伝えるよう依頼され、承諾した旨も明らかにした。
 ハノイ会談は物別れに終わったが、北朝鮮はロシアを介し、米国に自身の主張の正当性を訴え、体制保証や主要制裁の緩和に繋げたい狙いが伺われる。ロシア側にも、朝鮮半島問題への関与を深める事で、国際的影響力を高める狙いが見受けられる。
 プーチン氏は、朝鮮半島を縦断するガスパイプライン建設・鉄道連結・北朝鮮労働者の受け入れ問題などについても、金氏と協議した旨を明らかにしたが、何れも制裁緩和が前提である。今後、国際社会に緩和の必要性を訴えていくだろう。


★産経ニュース『【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】混乱続く北朝鮮 米朝会談物別れの衝撃は大きかった』(2019.4.16)、
★上記へのリンク https://special.sankei.com/a/international/article/20190416/0001.html

★産経ニュース『【露朝首脳会談】「体制の保証が必要」金正恩氏との初会談でプーチン氏、共闘姿勢鮮明に』(2019.4.25)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/world/news/190425/wor1904250035-n1.html
より.


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【空飛ぶクルマ】

 海外では様々な企業が『空飛ぶクルマ』の開発競争を繰り広げ、日本でも、官民一体の取り組みが本格化してきた。空飛ぶクルマへの挑戦は、日本経済に何をもたらすのだろうか。

『空飛ぶクルマ』の概念・利点.
 「2050年までに、誰もが自由に空を飛べるようにしたい」、と若手技術者団体「カーティベーター」の福沢知浩・共同代表が、政府の『空の移動革命に向けた官民協議会』で、こう意気込みを語った。
 空飛ぶクルマの定義はないが、川などの障害を飛び越えて移動する乗り物全体を指す。経済産業省は、空飛ぶクルマを「電動で垂直に離着陸し、自動運転で飛行する航空機」、と位置づけている。
 空飛ぶクルマの利点は、①電動ゆえ内燃機関が不要・②部品数が少ないので整備費が安く済む・③自動化ゆえ運航費も安い・④垂直離着陸ゆえ滑走路が不要で点から点への移動が可能。
 用途は、㋑移動時間の短縮に資する・㋺災害時、人命救助や物資支援での活用・㋩離島や山間地域での移動手段など。
 経産省は、「空飛ぶクルマによる広大な空の活用は、戦後の自動車の普及と同様に、全く新しい社会を生み出し、多くの社会課題を解決する潜在能力がある」、と力説する。

開発の現状.
 政府の官民協議会は、昨年、空飛ぶクルマの実用化に向けた工程表を取りまとめた。それによると、「今年から試験飛行や実証実験などを行い、2020年代半ばを目標に事業をスタート。30年代から実用化を拡大させていく」、としている。
 国内で開発に取り組んでいるのは、愛知県豊田市を主な拠点に活動する『カーティベーター』だ。自動車や航空機産業の若手技術者ら100人程度が参加。トヨタ自動車・NEC・パナソニックなどから、資金や技術面の支援を受けている。

開発は、欧米が先行.
 開発に当たっては、道路を3輪のタイヤで走行し、プロペラで垂直に離着陸する陸空両用の機体の開発に主眼を置いている。昨年12月、無人機の屋外飛行試験に成功し、今年6月には、有人飛行試験を予定している。
 ただ国内には、開発に積極的な大手企業は見当たらず、海外に比べて遅れが目立つ。
 アメリカの配車大手『ウーバー・テクノロジーズ』は、「エアタクシー(空のタクシー)」の実用化を目指しており、2023年にサービスを開始し、25年に世界5都市に拡大、30~35年を目処に12都市以上に広げ、1都市当たり1,000機以上が1日に数十万人を運ぶ、との青写真を描いている。
 ヨーロッパの航空機大手『エアバス』は、2023年に4人乗り機体を実用化する計画だ。
 政府の官民協議会のメンバーでもある、慶応大大学院の中野冠・教授は、「失われた20年とも呼ばれる日本経済の低迷期に、日本企業のイノベーションへのマインドは失われた。大企業は『儲かると分かったら参入する』と言うが、それでは遅い」と強調する。
 空飛ぶクルマの実用化は、技術面だけではなく、必要な制度整備などの課題もあるが、保険や運行・保守など付随するサービスで商機が広がり、新たな産業の創出にもつながる。実用化への挑戦は、日本企業の革新力を培う好機ともなるだけに、官民の奮起が期待される。

* * *

 “加速度的に進化するAI(人工知能)”・“自宅に居ながらインターネットで、世界と瞬時に遣り取り(SNSやショッピングなど)可能”・“一昔前には夢物語だった今回の『空飛ぶクルマ』”。NHK教育テレビのシリーズ番組『超AI入門・人間って何だ?』を視ても、唯々、驚愕・感心。


★産経ニュース『【ビジネス解読】「空飛ぶクルマ」への挑戦 日本の革新力を培う好機』(2019.4.13)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/premium/news/190413/prm1904130005-n1.html

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【幕末の日露交流秘話】

プチャーチン提督、条約締結のため来航.
 伊豆半島の付け根に戸田(へだ)という小さな漁村がある。毎年7月、一風変わったパレードが行われている。
 町を練り歩くのは19世紀のロシア軍人姿の一行で、去年は、プーチン大統領の側近でロシア国際問題委員長のコンスタンチン・コサチョフ氏がモスクワから駆け付けた。このパレードの主人公は、ロシア海軍提督のエフィーミー・ヴァシリエヴィッチ・プチャーチンであり、1854年に『日露和親条約』を結んだ人物である。プチャーチンは、軍艦ディアナ号で伊豆・下田に来航した。ディアナ号は長さ53メートル・排水量2000トン・数多の大砲を備え・乗組員500名ほどの巨大な船だった。

軍艦ディアナ号、大地震で破損 → 沈没.
 プチャーチン提督が、これから条約の本交渉を始めようとしていた1854年(安政元年)11月4日、安政東海地震(東海沖を震源とする、マグニチュード8・4の巨大地震)が発生、津波が下田港を襲った。被害は甚大で、犠牲者は数千人、家屋の被害は3万棟に及んだ。
 軍艦ディアナ号も損傷し、修理するための回航中、今度は嵐に遭い、大波に呑み込まれて沈没してしまった。その際、地元・富士の村人達は、必死にロシア人乗組員達の救助に当たった。
 後、ロシアから感謝の意を込め、地元(現・富士市(静岡県))に『友好の像』が送られた。また富士市では、ディアナ号の1/3の模型を展示し、当時の交流を今に伝えている。

日本初の洋式帆船、建造着手.
 ディアナ号を失ったプチャーチンは、代わりの船の建造を幕府に申し出、幕府はこれを許可した。こうして日露共同の西洋式帆船の建造が始まった。
 造船の地はロシア側の要求により、伊豆半島付け根にある戸田(ヘダ)村の入り江が選ばれた。その入り江は奥まった所にあり、外洋から発見される危険が少ない、というメリットがあった。
 当時ロシアは、英仏とクリミア戦争中だったので、プチャーチンは、英仏の艦船に発見される危険を避けるため、戸田の入り江を造船場所に選んだ。

 当時の日本には鎖国政策のため、西洋式帆船の造船技術がなかった。そこで地元の代官(江川家)はプロジェクト・チームを結成し、7人の船大工棟梁を集めた。棟梁の1人に上田寅吉がいた。彼はその技術を勝海舟に絶賛され、のち『日本・造船の父』と呼ばれる事となる。
 最初の課題は設計図だった。当時の日本では、棟梁の経験だけで船を造っており、設計図はなかった。またロシア側にも、造船の専門家はいなかったが、たまたま、沈没したディアナ号から持ち出した資料の中に小型帆船の設計図があり、それを参考にして技術将校のモジャイスキー大尉がヘダ号の設計図を描いた。
 洋式と和式の船の大きな違いは『竜骨』の有無である。竜骨は船の背骨にあたり、竜骨は、外洋航海に耐え得る強度をもたらす。
 ロシア人は日本の緻密な大工技術を賞賛した。例えば木を削る場合、西洋では斧を常用するが、日本では、糸ノコ・ノミ・カンナ等を使った緻密な技術を駆使する。そのため、部材と部材がピタリと繫がり、水漏れが防げる。
 日本側は西洋の技術に戸惑いながらも、ロシア側の指導を受けつつ200名ほどの職人が、昼夜を分かたず船の建造に没頭した。

遂に完成.
 プチャーチンが戸田村に到着してから93日目、遂にヘダ号が完成した。2本のマストの高さは21メートル、大砲は搭載せず、ロシアへ帰還するためだけの輸送用帆船である。3月10日、いよいよ進水式となった。
 初めて見る西洋の進水方式に日本人達は驚いた。それまでの日本の進水方式は、浜辺に建造した船を設置し、周囲の砂を掘り下げ、そこに海水を導き入れ、浮かび上がった船を海に引っ張り出すといった方式で、一日がかりの作業だった。
 ところが洋式では、海に迫り出して石を積み上げ、その上に海側レールを敷き、それに連結した陸側レールに船を乗せておき、海側レールを支えている石積みを崩すと、レールは海側に傾く。すると、連結している陸側レールに乗っていた船が自動的に海側レールに乗り移り、海上に滑り降りて海に浮かぶというもので、和式に比べて短時間で進水できる。現在行われている進水方式の原型であり、この意味からも、日本造船業の事始めと言える。
 1855年(安政年)3月22日、プチャーチンらを乗せた真新しいヘダ号は、ロシアへと出航していった。

プチャーチン提督と勘定奉行・川路聖謨の友情.
 ヘダ号建造のカギを握っていたのは、徳川幕府の勘定奉行で、プチャーチンとの交渉役であった川路聖謨(としあきら)の存在がある、と『ロシア科学アカデミー東洋学研究所』上級研究員のヴァシーリー・シェプキンは語る。
 プチャーチンは、安政東海地震でディアナ号が損傷したにも拘わらず、直ぐさま川路の元に見舞いに駆け付け、日本の被災者への支援(医師の派遣など)を申し出た。この申し出に川路は、プチャーチンに対して好感を持ち、これがヘダ号建造に繫がったのではなかろうか。
 このほか、交渉中の『日露和親条約』を有利に進めるため、洋式帆船の建造技術の習得のため等の思惑も、ヘダ号建造の陰にあったのではないか、と作家・白石仁章(まさあき)は見ている。

 1854年(安政元年)12月21日、『日露和親条約』締結。『ヘダ号建造』という共同作業の中での条約成立であった。
 条約には、「両国近隣の故を以て」という文言も書き込まれた。「隣国であるが故に、条約を整え、良好な関係を築く」旨が明記された。
 なお、プチャーチン家の家紋には、ロシアの武官と日本のサムライが並立して描かれている。プチャーチンと川路との、友情と敬愛の程が偲ばれる。

 ロシア人の指導によるヘダ号の建造に始まった日本の近代造船。その後、日本の高度な造船技術は世界を席巻した。
 160年以上も前、鎖国から開国へと時代が大きく変わろうとしていた時、人間と人間として向き合い、最先端の造船技術を学び、条約締結を成し遂げた人々がいた。ヘダ号の秘話は、21世紀の今に響き合うメッセージを伝え続けている。

●恥ずかしながら、『ヘダ号の秘話』を初めて知った。しかし感動した。
敬称略.


★NHK・BS1『ヘダ号の奇跡 日本とロシア 幕末交流秘話』(3/19放送)、より.

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【『ブラックホール』の輪郭撮影、遂に成功!】

『ブラックホール』は、暗くて黒い穴.
 あらゆる物質を呑み込んでしまう天体『ブラックホール』は、一般相対性理論により、約百年前に存在が理論的に予言されたものの、光をも呑み込んでしまうために真の姿は見えなかった。それ故、国際チームによる今回の観測で、『ブラックホール=黒い穴』の姿が明らかになった其の歴史的意義は大きい。
 撮影されたのは、5500万光年離れた『おとめ座のM87銀河』の中心にある巨大ブラックホールで、今回の撮影成功は、宇宙の進化の謎に迫るノーベル賞級の成果だ、という声も上がっている。
 なお、『輪郭撮影』とは ➜ 巨大な重力を持ったブラックホールは、光をも呑み込んでしまうために光を出さない。光を出さないから撮影できない。しかし周辺にあるガスは、巨大な重力で熱せられて発光しているので撮影できる。撮影されたガスの中心部に、まっ暗なブラックホールの輪郭が浮かび上がり、間接的にではあるが、その姿が映し出される。これを『輪郭撮影』という。

暗くて黒い穴の撮影、成功!
 世界で初めてブラックホールの撮影に成功した国際チームに参加した、日本の国立天文台のメンバーは今月10日、東京都内で会見し、「天文学の新しい時代の始まりだ」、とその喜びを語った。
 国際チームの日本代表を務めた本間希樹(まれき)教授は、「このような撮影を世界中で200人を超える研究仲間と目指してきた。非常にうれしく感じている」、と笑顔で語った。
 また、同じくチームの一員だった秦 和弘・助教は、「ここまで到達するのに10年かかったが、実現できて感無量だ。これまでは、間接的傍証から存在を信じるしかなかったが、直接撮影でき、巨大ブラックホールや銀河の形成と成長・宇宙の進化史解明に弾みがついた」、と述べた。

 観測に使ったのは世界6カ所の望遠鏡。それらを連携する事で、直径1万キロに及ぶ地球規模の巨大望遠鏡に相当する能力が生まれ、はるか遠くのブラックホールを捉える事ができた。
 観測されたM87銀河は、日本人が世界的に研究をリードしてきた天体で、約200人の国際チームのうち日本人は22人、と全体の1割を占める。
 日本は、南米チリのアルマ望遠鏡の建設・運用やデータ伝送・画像解析など、先端技術の開発でも大きな役割を果たしている。

そもそも『ブラックホール』とは.
①.重力が極めて強く、光を含むあらゆる物質を吸い込んで脱出させない天体。真っ黒(ブラック)な穴(ホール)の様に見えると考えられ、この名が付いた。
②.太陽の30倍以上の重さを持つ巨大な恒星が一生を終える際、一気に潰れ・収縮し・超新星爆発し、中心部にブラックホールが残る。
③.その構造は、強い重力で周囲にガスが集まり、回転する円盤を形成している。ガスは少しずつブラックホールに吸い込まれ、その際ガスは、摩擦により熱せられ、明るく輝く。また、円盤の回転面に対して垂直方向に、光速に近い速さでガスの『ジェット』が噴き出す。

ブラックホール研究について.
 ブラックホール研究の歴史は、英科学者のミッチェルが1784年、強い重力で光すら出てこない天体がある可能性を初めて論文で発表した。アインシュタインが1916年に完成させた一般相対性理論では、「重力で歪んだ時空では光が曲がる」とされ、これに基づき存在が予言された。1960年代後半からブラックホールと見られる天体が見つかり始めた。
 ブラックホールの存在が確認されれば、重力が非常に強い場所では光が曲がるという一般相対性理論の正しさが補強される。巨大ブラックホールが誕生する仕組みが分かれば、銀河の成り立ちの解明に繫がる。

 菅 義偉・官房長官は、11日午前の記者会見で、国立天文台などの国際チームがブラックホールの撮影に世界で初めて成功した件について、「謎に包まれていたブラックホールの存在を初めて直接的に捉えた画期的な研究成果だ。日本からも多くの研究者が観測や解析に参加したと聞いており、大変喜ばしい。ブラックホールの成立を知る新たな一歩として歴史的な成果だ。今後とも、宇宙の解明に繫がる研究が進展していくことを期待したい」、と述べた。

★産経ニュース『「怪物天体」の姿、ついに 100年前に存在予言』(2019.4.10)、
★上記へのリンク https://special.sankei.com/a/life/article/20190410/0002.html

★産経ニュース『【宇宙とブラックホール】「天文学の新時代」 「宇宙進化解明に弾み」 国立天文台チーム会見』(2019.4.11)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/life/news/190411/lif1904110003-n1.html

★産経ニュース『【宇宙とブラックホール】強い重力、摩擦で輝くガス ブラックホールとは』(2019.4.10)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/life/news/190410/lif1904100040-n1.html

★産経ニュース『【宇宙とブラックホール】「画期的な成果、喜ばしい」 菅官房長官、ブラックホール撮影成功で』(2019.4.11)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/life/news/190411/lif1904110022-n1.html
より.


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【南西諸島の防衛力強化と問題点】

自衛隊駐屯地の開設・拡充.
 陸上自衛隊は先月、奄美大島(鹿児島県)と宮古島(沖縄県)に新たな駐屯地を開設した。中国による離島(尖閣諸島など)侵攻の脅威を見据え、抑止力と対処力を強化するためだ。石垣島(沖縄県)でも駐屯地の拡充計画が進んでおり、完成すれば『戦力の空白地帯』とされてきた南西地域で当面の防衛態勢が整うことになる。
 南西諸島は、鹿児島県の大隅諸島から沖縄県の与那国島までで、全長約1200キロにもなり、日本の本州とほぼ同程度の広大な海空域を有する。ところが自衛隊は、これまでに必要な戦力を配備してこなかった。
 その間隙を突くように、軍事活動を活発化させているのが中国。艦艇や航空機の常続的な活動に加え、昨年1月には、中国潜水艦が宮古島の接続水域を潜航したことが初めて確認された。また、空母『遼寧』の西太平洋への進出も始まっている。

しかし問題が・・・弾薬撤去で防衛能力が欠如.
 防衛省は、3月末に新設された陸自の宮古島駐屯地の地元住民に対し、「駐屯地に保管するのは小銃弾等」、と説明してきた。しかし実際は、火力の強い中距離多目的誘導ミサイルなども保管したため、地元住民の反発を招いた。
 そこで防衛省は、駐屯地に保管されていた中距離多目的誘導ミサイルと迫撃砲の全弾薬を島外に撤去した。それらの主力装備は弾がなければ張り子の虎に過ぎず、防衛態勢に重大な欠陥が生じる。
 抑止力にも弊害が出ている。弾薬の撤去後、それをを嘲(あざ)笑うかの如く、中国海軍の艦艇3隻が宮古島と沖縄本島の間を通過した。

問題その2・・・電子戦の訓練ができない.
 また自衛隊は現在、沖縄県の離島への中国の侵攻を想定した電波妨害訓練が行えない。実戦に則した訓練ができなければ、電子戦で自衛隊の情報通信ネットワークやレーダーが妨害され、駐屯地の部隊が機能しなくなる恐れがある。
 電波法を所管する総務省は、「基地局の近くで同じ周波数を使った訓練を行えば、混信を起こして携帯電話が使えなくなる恐れがある」、として宮古・石垣両島での電波妨害訓練を承認していない。

 中国とロシアが電子戦を重視していることを受け、自衛隊は電子戦能力を強化する方針。一方、今秋から本格運用が始まる通信規格の第5世代(5G)では、周波数は大容量のデータを送ることができるマイクロ波(SHF)に移るが、軍事用レーダーはSHFの周波数を使うものが多く、訓練への障害は、依然、残ることになる。

●首相は、住民の声に耳を傾けつつも国家の安全保障を最優先し、この問題に対処すべきだろう。

★産経ニュース『奄美、宮古…南西地域で陸自駐屯地が続々と拡充、中国脅威に対抗』(2019.3.17)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190317/plt1903170009-n1.html

★産経ニュース『南西防衛に異常事態、宮古島から弾薬撤去 陸自隊員「どう戦えば」』(2019.4.7)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190407/plt1904070047-n1.html

★産経ニュース『自衛隊、離島で電子戦訓練できず 携帯電話と混信恐れ、総務省が認めず』(2019.3.26)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190326/plt1903260045-n1.html
より.

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【文政権、脱北者を弾圧】

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、約3万人いる脱北者に圧力をかけている。脱北者たちの対北批判を封じ込めようと、講演などの活動を止めたり、補助金を停止したりしている他、個人の監視活動も行っている。
 最近の脱出者は中朝国境を越えても、韓国には行きたがらない。

脱北者への人権侵害、米国が警告.
 米国務省の『国家別人権報告書』はこれまで、北朝鮮による人権侵害を告発してきた。
 ところが今年は北朝鮮と共に、韓国政府の脱北者への圧力も批判対象に挙げた。韓国が取り上げられるのは初めて。
 南北首脳会談を重ね、北朝鮮への制裁解除を主張して融和路線をひた走る文大統領は、『北朝鮮の人権問題』について一度も語ったことがない。また文大統領は、3万人を超える脱北者と一度も面会していない。平壌の機嫌を損ねることは一切、行わないだけでなく、北朝鮮の政治弾圧を告発しようとする脱北者たちに圧力をかけている。脱北者は、警備を口実に当局から監視されてもいる。

 脱北者は非政府組織(NGO)を結成し、北朝鮮の民主化に向けた活動を行ってきた。NGOの中には米政府の支援を受けていたり、米NGOと連携したりしているものもあるため、文政権による脱北者団体への干渉や監視、支援中止などが米国に逐一伝わっており、この度の報告となった。

文政権の韓国は『危険な国』
 韓国には脱北を助ける『脱北ビジネス』があり、このブローカーが韓国当局の圧力を受けるケースが出ている他、脱北の経路や当事者の脱北動機などを、情報当局などから追及されている。
 また、仲介ブローカーが脱北者を韓国に行かせないケースも出てきている。現在の韓国では、脱北者に対する当局の嫌がらせや「定住や就職でも差別がある」、との情報が拡散しているためだ。脱北者にとって、文政権下の韓国は『安住の地』ではなくなりつつある。
 更に、脱北後に欧米や日本で活動する北朝鮮出身者も監視対象になっている。韓国々外で催されるシンポジウムなどに脱北者が出席する場合、韓国政府関係者が脱北者らの発言内容をチェックしている。脱北者の動向は、北朝鮮だけでなく韓国にとっても警戒対象なのだ。

 韓国に昨年秋、金正恩(キム・ジョンウン)委員長を称賛する組織『白頭称賛委員会』ができた。『白頭』とは中朝国境に位置する朝鮮民族の聖地とされる白頭山を指している。
 この委員会傘下の『韓国大学生進歩連合』は、2016年に亡命して韓国入りした、北朝鮮元駐英公使・太永浩(テ・ヨンホ)氏を脅し続けている。太氏は金正恩体制を厳しく批判し、その実態を暴露している人物だ。
 太氏の北朝鮮批判を封じ込めようと、同連合は『太永浩逮捕決死隊』を結成し、太氏に脅迫電話をかけたり、講演を妨害したりする嫌がらせを繰り返している。太氏は昨年11月、韓国々会の討論会でこの妨害の実態を暴露したが、文政権も韓国警察も放置したままだ。
* * *

 ハノイで行われた第2回米朝首脳会談が決裂し、『米朝の仲介役』たらんとしていた文大統領は面目丸潰れ。それを挽回しようと、アメリカに何とか頼み込んで近々の訪米。その際、この弾圧も厳しく追及されよう。『カッコマン』たらんとする文大統領に、米朝ともウンザリ感が漂っている。

★産経ニュース『【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】韓国を避ける脱北者 文在寅政権が嫌がらせ』(2019.3.30)、より.
★上記へのリンク https://special.sankei.com/a/international/article/20190330/0001.html

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【新たな元号『令和』】

新元号『令和』
 新元号は『令和(れいわ)』、と発表された。
 新元号『令和』の典拠は、万葉集の梅の花の歌三十二首の序文にある、『初春の令月(れいげつ)にして/気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ/梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き/蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす』。

『令和』に込められた願い.
 万葉集は、1200年余り前に編纂された日本最古の歌集であると共に、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書。
 悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、明日への希望と共に、それぞれの花を大きく咲かせる事ができる、そうした日本でありたい、との願いが『令和』には込められている。

元号は、日本人のアイデンティティー.
 来月5月1日、皇太子殿下の天皇即位と共に改元が行われ、平成から令和の時代へと移る。これまで日本史の中で、1300年以上に亘って247の元号が定められてきた。現在、世界で元号制度を保ち続けているのは日本だけ。
 生活習慣が欧米化して久しく、国内外で広く普及している西暦が暮らしに浸透している現在、日本人が世界で唯一、元号を使い続ける意義とは何なのか。

 元号は古代中国が起源とされ、「皇帝は時間をも支配する」という考えに根差している。『大化の改新』で知られる大化から元号を導入した日本でも、天皇の権威を高めるために用いられた。
 しかし元号制定は、単に権威に絡んだものだけではなく、平和や人々の幸福を願うという意味合いもある。このため、改元を皇位継承時に限る『一世一元』制が採用された明治以前は、天災・疫病・戦乱の度に改元が行われている。
 これまで、「文永・弘安の役」・「建武の新政」・「明治維新」など、歴史の転換点や重大な出来事を元号に絡めている。元号は日本人の足跡そのものである。普段、何気なく使ってきた元号の意義を考える事は、日本人のアイデンティティーを見つめ直す事にも繫がろう。

 新元号について宮内庁は、昨日1日、天皇陛下には山本信一郎・長官が、皇太子殿下には西村泰彦・次長が、それぞれ報告された。「皇太子殿下には、和(にこ)やかにお聞き届け戴いた」との事。

★産経ニュース『【新元号】菅長官記者会見全文「令和は梅の花の歌 序文から引用」』(2019.4.1)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190401/plt1904010020-n1.html

★産経ニュース『【新元号】首相談話全文「希望とともに花咲かせる日本でありたい」』(2019.4.1)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190401/plt1904010023-n1.html

★産経ニュース『【新元号】日本人のアイデンティティー見つめ直す機会に』(2019.4.1)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190401/plt1904010015-n1.html
より.


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