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【性犯罪者を監視する電子足枷、韓国】

 「世界で最も強力・強硬なシステム」、そう評されるのが、性犯罪者の再犯防止を目的とした、韓国の位置追跡制度だ。
 対象者は、衛星利用測位システム(GPS)を活用した電子足輪を装着され、位置情報の常時監視期間を30年とする事も可能。
 小学生女児が、前科9犯の男に性的暴行を受け、殺害後、遺体を焼かれた、という凶悪事件を契機に導入されたこの制度、既に10年以上になる。抑止効果は顕著だが、足輪切断などの事件が起き、実効性向上への取り組みが続いている。

賛成が圧倒的.
 ソウル等、国内2カ所に設置された管制センターのモニター画面には、性犯罪の前科がある全国の対象者約2,600人の足取りがリアルタイムで表示される。2021年8月時点での監視対象者は、2,619人。
 管制センターには、4交代制で24時間監視を続ける担当職員58人がおり、30秒ごとに送られて来る位置情報を監視している。
 韓国では性犯罪者の再犯防止対策として、電子足枷による監視の他にも、投薬により男性ホルモンを抑制する『性衝動薬物治療』(化学的去勢)を2011年にスタート。
 対象者住居のインターネット上での公開も、その前年の2010年から始めた。
 ①『足枷による位置情報監視』、②『性衝動薬物治療』、③『対象者住居のインターネット公開』、これら3つを『3点セット』と言っているが、この『3点セット』を実施しているのはアメリカと韓国だけ。韓国々民はこの制度に賛意を示し、かつ自慢している様だが、自慢する様なものでもあるまい。因みに日本は、3点セットの何れも導入していない。

コスト膨張も.
 対象者が急増する一方で監視体制の強化は十分に進んでおらず、職員1人当たりの受け持ち人数は2008年は50人だったが、現在では300人を超えている。
 それに連れ、運営コストも膨張している。全体の予算は2019年度の175億ウォン(約16億7千万円)から僅か3年間で43%も増加、2022年度は250億ウォンを突破した。


★産経ニュース『【真・治安論】電子足輪で24時間監視 韓国 性犯罪から殺人も対象に』(2022/1/28)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20220128-CEBVFHYWPFNU3OIOLDXK5KVBDI/

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