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【岸田氏、新総裁に】

 岸田さん、自民党・総裁選当選、おめでとう御座います。
 前回の総裁選(2020年9月)では、麻生さん・安倍さんの支持を受けられなかった事もあり落選(宜しかったら、当ブログ【岸田氏、墓穴を掘る】(2020/09/05)を参照)。
 落選後の『冷や飯食い』は尋常ではなかったとの事。
 岸田氏は二階俊博幹事長の後任に、麻生派の甘利明・税調会長を起用する方向で最終調整に入った。前回の総裁選で支持を得られなかった安倍・麻生両氏と意思疎通ができ、若手からの信頼も厚い重鎮の甘利氏を起用する事で党運営を軌道に乗せ、次期衆院選や来年の参院選に臨みたい考えだ。

 河野氏は、実父が出した『河野談話』(根拠なしに、従軍慰安婦の存在を認めた物)の継承を明言し、保守層の不評を買った、と思われる。
 秘匿しておけば良かったものを。今回の総裁選に響いたかも知れぬ。何しろ自民党は、保守の牙城なのだから。


★産経ニュース『甘利氏を幹事長で最終調整 高市氏も重要ポスト起用へ』(2021/9/30)、参照.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20210930-FIJMZIXNYBIBVGHBWCAC6W43L4/

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【保守を騙る】

【お詫び】
 前回のブログで、3カ所に人名表記ミスがありました『高市さんとすべきところ、高石さんと誤記』。お詫びして訂正いたします。すみませんでした。

河野氏、国防への考え.
 そもそも河野氏の国防に対する考え方には、根本的な問題がある。
 氏が防衛相だった時、地上配備型ミサイル迎撃システム『イージス・アショア』計画を、いきなり中止してしまった。
 理由は、迎撃ミサイルの発射後、ミサイルから切り離されたブースターが、自衛隊演習地を超えて民家に落ちる危険性がある、というのだ。
 北朝鮮や中国のミサイルに核や生物兵器が搭載されない保証はなく、その場合、数十万人単位の人命が失われかねない。
 河野氏はその重大な危険を、ブースターの民有地落下の危険と同列に並べ、代替策も示さず独断的判断で止めてしまった。保守層にとって、この無責任な決断は受け容れ難い。

 高市氏は、敵基地攻撃能力の構築を主張する。岸田氏も敵基地攻撃能力を『有力な選択肢』と捉える。
 一方河野氏は、「弾道ミサイルの移動式発射台を見つけて破壊するのは困難だ。日米同盟に基づく抑止力全体の向上で対応する」と言う。これでは曖昧すぎて分からない。

氏は反原発.
 経済・国民生活・産業の基盤としてのエネルギー問題では、原子力を活用しなければ電力の安定的供給は不可能だ。
 河野氏の原発論には二枚舌の疑いがある。
 原発ゼロ論者の氏は出馬表明の記者会見で、「安全が確認された原発は当面は再稼働していく事が現実的だ」と述べ、保守的な自民党支持層に近付こうとする。
 氏の言葉を額面どおりには受け取れない。というのも、「核燃料サイクルは一日も早くやめるべきだ」、という発言もあるからだ。
 再処理を止めれば、各原発から出た使用済み核燃料の行き場がなくなり、結果として原発は全て止められる。
 つまり河野氏は、原発廃止論者と言えよう。

氏の皇室観.
 皇室について最も正統な保守は高市氏である。我が国の深い歴史と国柄に沿う形で男系男子による皇位継承を明言し、皇統の系譜を守り支える具体策として、旧宮家の皇籍復帰を提唱している。岸田氏は、女系天皇を選択肢に入れるべきではないと語るが、その先は不明瞭。
 河野氏は記者団に、「男系で続いているのが日本の天皇の一つのあり方だ」、と述べたものの、女系天皇を排除してはいない。

●素人ながら上記の件、深刻に受けとめる。


★産経ニュース『【美しき勁き国へ(櫻井よしこ)】総裁選特別編 河野氏支持は真の保守か』(2021/9/16)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20210916-ZSN6SLJOYFME7ILORX6Z6U45FY/

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【高市氏への支持表明】

総裁候補・高市早苗氏は斯く語りき.
 自民党総裁選に出馬した高市早苗氏は、かつて次の様な趣旨の話をしている。
 「日本を安全で力強い国にしたい。我が国は、緊急事態に向けた取り組みが何一つ手つかずの状態であり、相当な危機感を持っている。一刻の猶予もなく、もの凄く焦っている。今着手しないと間に合わない。だから、何が何でも立候補したいと思った。」
 この言葉は、私(西尾幹二氏)の胸に突き刺さり、共感の火花を散らした。

もう限界だ.
 21世紀の初頭には、技術産業国家の1、2位を争う国であったのに、平成年間にずり落ち、各国に追い抜かれてしまった。
 毎年のように列島を襲う風水害の被害の大きさは、国土強靱化政策も唱えた安倍晋三・内閣の公約違反であり、毎年同じ被害を繰り返す様は、天災ではなく『人災』の趣がある。
 台湾情勢は戦争の近さを予感させる。尖閣諸島周辺のきな臭さを国民の目に隠したままではもう済まされない、もう限界だ。
 少子化問題は民族国家・日本の消滅を予示しているが、自民党の対策は常におざなりで、腰が入っていない。

高市氏の情熱に感動.
 そもそも国会では、民族の生死を懸けた議論は何一つなされず、論争一つ起こらない。
 ただ一つの例外は高市氏の出現だ。氏の新刊書『美しく、強く、成長する国へ。』(ワック)を見るがいい。用意周到な政策論著である。
 高市氏は、「日本を守る。未来を拓く」、と言っている。「日本を守る」とは抽象論ではなく、「領土・領海・領空を守る事だ」、と具体的だ。
 国土が侵される事への危機感に、氏が一貫して情熱を燃やし続けている点に、西尾氏は感動した。

日本政治の偏向を、危惧する.
 総裁選に出馬表明した岸田文雄氏は9日、安定的な皇位継承策として女系天皇を認めるかを問われ、「反対だ。今はそういう事を言うべきではない」と述べた。
 読売新聞によれば、「対抗馬の河野太郎氏が過去に、女系天皇の検討を主張しており、違いを鮮明にしたかったのだろう」とのこと。
 一方、10日に出馬表明した河野氏は、政府有識者会議が示した女系天皇への躊躇に配慮し、女系天皇論には言及しなかったのだろう、と言うメディアもある(産経新聞)。
 持論を隠して恥じない河野氏には呆れるが、「違いを鮮明にした」つもりの岸田氏も、風向き次第で態度を変えると宣言している様なものだ。
 『万世一系の天皇』という国の大原則に、フラフラ、グラグラしているのはいただけない。

政党は、みんな極左集団?
 自由民主党は決して保守ではない。殆ど左翼政党と映る。日本のメディアは左翼一色である。
 高市氏は、メディアに右翼扱いされて怒っていたが、怒るには及ばない。もし中道保守の高市氏を右翼というなら、公明党も立憲民主党も政党以前の極左集団と言われても不思議ではない。

●独り身の氏は、高市女史に“ぞっこん”のようだ


★産経ニュース『【正論】私が高市早苗氏を支持する理由』(評論家・西尾幹二氏)、(2021/9/17)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20210917-XGSYWHCTLBMFPCTDTWWD3APP34/

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【コロナ感染症、飲み薬の開発進む】

コロナ感染症の飲み薬.
 新型コロナウイルス感染症の軽症者向け飲み薬(経口薬)の開発競争が本格化している。
 既に、国内外で複数の新薬候補の臨床試験(治験)が進み、実用化に向けた大詰めの段階に入った物もある。

重症化・感染拡大を防ぐ.
 コロナ禍収束のためには、ワクチン接種だけでなく、効果的な治療薬の実用化が欠かせない。
 風邪薬の様に服用できる経口薬ができれば、感染者の重症化予防に加え、医療現場の負担軽減への効果も期待できる。
 自宅療養する無症状・軽症患者が感染発覚後、直ぐに服用すれば、重症化だけでなく感染拡大を防ぐ効果も期待できる。
 更に、病床不足などで逼迫する医療現場の窮状を打開できよう。
 またワクチンが標的にしているウイルス表面のタンパク質は変異し易く、ワクチンが効かなくなる可能性がある。しかし開発中の経口薬は、ウイルスの別の部位に作用するため、変異の影響を受けにくい。

予防・診断・治療の三本柱が必要.
 現在開発中の経口薬のうち先行するのは、米製薬大手メルクが開発中の『モルヌピラビル』と、スイス製薬大手ロシュ (日本の中外製薬はロシュの子会社で、この新薬開発に関わる) が手掛ける『AT―527』の2剤だ。
 いずれも細胞内に侵入したウイルスの遺伝子を増やせなくする“RNAポリメラーゼ阻害剤”で、治験の最終段階に入っている。
 『モルヌピラビル』は、有効性を示す治験データを10月までに得られる見込み。米国で年内の緊急使用許可の申請を目指しており、その後速やかに日本国内での承認申請を行う予定。
 『AT-527』は、治験の中間解析によると、薬剤を投与された中等症患者と偽薬を投与された患者と比べたところ、薬剤投与2日目で、ウイルスを平均80%減少させる効果が確認された。年内にも治験の最終的な結果が得られる見通しで、日本国内で来年の承認申請を目指す。
 国内では、塩野義製薬がこの新薬の開発を進めている。同社は、年内に最終段階の治験入りを目指し、年内の承認申請を検討している。
 同社は、「インフルエンザのように予防・診断・治療の三本柱が揃って初めて、アフターコロナの日常を迎えられる。安全で有効性の高い経口薬の開発を急ぎたい」、としている。

対コロナの大きな武器.
 田村憲久・厚生労働相は経口薬について、「申請されれば特例承認もあり得る。なるべく早く国民に提供できるようにしたい」、と早期実用化を後押しする考えを表明。厚労省は、補助金を交付し、コロナ新薬の開発を支援する方針を発表した。
 新型コロナの治療法や治療薬に詳しい、愛知医科大の森島恒雄・客員教授は、「インフルエンザ治療薬の『タミフル』のように、誰でもどこでも飲める経口薬が今、最も望まれている。感染しても直ぐに治せる有効性の高い経口薬が実用化されれば、世界中に普及し、ワクチンと並ぶ対コロナの大きな武器になるだろう」、と話している。

●期待しています。頑張って下さい。日本の製薬技術の高さをアピールするためにも。


★産経ニュース『【クロースアップ科学】コロナ治療、劇的改善 「軽症者向け飲み薬」 開発加速』(2021/9/12)、より.
★上記へのリンク
https://www.sankei.com/article/20210912-35L5NQMCUVLPLN6TJ4G6TLYB5Y/

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【タリバンと中国、いずれは衝突】

『帝国の墓場』アフガニスタン.
 中央アジアきっての文明の都市でもあったカブールは、今やテロと欲望の巣窟に変わり果てようとしている。
 19世紀から新興の帝国が相次いで、この堅牢な要塞都市を掌中に収め、自身の植民地を構築しようとした。

【大英帝国】
 インドを征服した大英帝国は、更に北上してアフガンに入ったものの、2度も惨敗した。
 中央アジアを支配下に置き、更に南下する勢いを見せていた、帝政ロシアを食い止めようとしたのである。

【ソビエト連邦】
 20世紀になると、ユーラシア全体を社会主義一色に染めたソ連は、1979年にアフガニスタンに侵攻し、親ソ政権に肩入れしようとしたものの、自身の崩壊の引き金を引いてしまった。
 美しいカブールを都とする国は、再び『帝国の墓場』と化したのである。

【米国】
 ソ連の侵略に抵抗していた聖戦士ムジャヒディンを、誰よりも支援していたのは米国だった。
 その米国に牙を牙をむいた聖戦士の隊列にウサマ・ビンラーディンがいた。ソ連も米国もその価値観は自分たちのイスラム的理念に合致しない『邪悪な存在』だとして理解したからだろう。
 2001年の『9・11テロ』の首謀者とされたビンラーディンをアメリカに引き渡せ、との要求に、アフガンの神学生からなる武装勢力・タリバンは匿った。友を敵に引き渡すことは遊牧民の価値観に合わないからだ。
 そうして起きたアフガン戦争は20年間も続き、遂にバイデン米大統領は撤収を命じて混乱を収拾しようとしたが、逆にテロが発生してしまった。
 米軍のアフガン撤退は、余りにも粗末な作戦だったが、これ以上『帝国の墓場』に、ワシントンは嵌(はま)りたくなかったのだろう。

【中国】
 東方から触手を伸ばす中国。米軍の作戦が泥沼化しつつあった時から、中国軍は既に敵側のタリバンの支配地で活動していた。
 幽霊のように動く中国軍の存在をいち早く察知したのはモンゴル軍だ。
 「タリバンがアフガニスタンを牛耳れば、中国がやって来る」、とモンゴル軍の将校は語っていた。それが今、現実となったのだ。
 中国が狙っているのは、実は、アフガニスタンの銅鉱と石油である。
 タリバンが中国に期待しているのは、国連安全保障理事会常任理事国としての承認と経済的援助だ。
 銅鉱が埋蔵されている地に古代の仏教遺跡が人類の遺産として立ち並ぶが、バーミヤン渓谷の大仏も破壊したタリバンには、それへの関心がない。その点、現世利益を優先とする中国とタリバンは、利害関係は生じない。

タリバンと中国はいずれ衝突する.
 タリバンと中国はいずれ衝突する。厳格なイスラム法に基づく建国と統治を理想とするタリバンが、超原理主義者であるのに対し、中国は超現実主義者であるからだ。
 横柄な対外交渉を進めてきた中国の『戦狼』外交官は、儒教のマスクを被ってカブールに残る。孔子学院をカブールに設置してイスラム世界に進出しようとするが、その活動をタリバンがどこまで許容するのか。
 『帝国の墓場』は早晩、中国の野望を葬る地となるだろう。

●そもそもイスラム原理主義のタリバンが、新疆ウイグル自治区のイスラム教徒への弾圧を知らぬ筈がない。『鉄仮面外交』の後、両国関係が破綻するのは見え見え。


★産経ニュース『【正論】「帝国の墓場」 アフガンと中国』(文化人類学者・静岡大学教授、楊海英氏)、(2021/9/6)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20210906-YXLHSRYII5PO7EHRVACXQZFCMQ/

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【太極旗は親日旗だった】

ディスカウント・ジャパン.
 東京オリンピックの最中、韓国の一部人士による『ディスカウントジャパン』(韓国による、日本の国際的地位失墜を目指す運動)の策動が関心を集めた。
 中でも、旭日旗(日章旗)を『戦犯旗』と称し、何でもかんでも、旭日旗のデザインに結び付け、その対象物を執拗に攻撃する姿勢には、呆れるばかりである。

太極旗は親日旗.
 旭日旗を『戦犯旗』と批判するが、そもそも韓国の国旗である太極旗は、日章旗を基にデザインされたという歴史的経緯がある。
 太極旗が誕生したのは、明治初期、外交官の宮本小一(おかず)が朝鮮に対し、「国家として自立するには国旗が必要だ」、と説いたのが始まりである。
 実際に『太極旗』の素案に関わったのは公使の花房義質(はなぶさ・よしもと)である。
 1880年当時、清朝は朝鮮に対し、清国の『龍旗』を国旗とするよう求めていた。
 それを知った花房が1881年、“我が(日本)国旗の日章に、三つ巴を縫い付けた国旗”を試作し、それを宮本小一が朝鮮に提案した。それを見た朝鮮の大臣達は皆、首肯(しゅこう)したという。
 言わんとしているのは、“三つ巴”が朝鮮・日本・清国の三国を表し、“各々が独立している”事を意味している。この三つ巴の太極旗が、後、現在の二つ巴の太極旗となったのである。
 太極旗には、清朝に隷属を強いられた朝鮮が、日本と共に近代の門を開こうとする『両国同心(同じ志)』の意があったのだ。韓国は、旭日旗を戦犯旗とするが、太極旗は19世紀末に作られた『親日旗』なのである。
 太極旗は、帝政ロシアの南下と、従属を求める清朝に抗するため、朝鮮半島の先人らが目指した『朝鮮独立の標(しるし)』でもあった。韓国では、「歴史を忘れた民族に、未来はない」というそうだが・・・

●韓国さんよ、お宅の国旗は、日章旗を基本にデザインされた親日旗なんだってよ。どーすんのよ?


★産経ニュース『【竹島を考える】太極旗の歴史忘れた韓国の策動』(2021/8/28)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20210828-PDVMGEOU35OSNK5URNQ37AXYBM/

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