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【教育は最大の国防】

戦う意思も重要な要素.
 ウクライナは現在、ロシアの侵略に対し、自分の国は自分で守るとの“正しい戦争”を戦っている。だからこそ、国際社会は軍事支援を続けている。

 気になる世論調査結果(World Values Survey 2021年1月)がある。
 「もし戦争が起こったら、国のために戦うか」の問いに「はい」と答えたのは、日本は13・2%で世界79カ国中、断然最下位だった。その次のリトアニアでも32%を超す。中国88・6%韓国67・4%平均が約60%である。
 防衛力が不十分と相手が認識すれば、戦争は抑止できない。
 戦う意思も防衛力の重要な要素である。
 『13・2%』では日本有事の際、国際社会の支援どころか、日米同盟も機能しないだろう。同盟とはいえ、日本に血を流す覚悟がなければ米国も助ける訳がない。

自衛官の高い使命感.
 戦後教育は、国家は悪であり敵対する存在とする偏ったイデオロギー色の強い教育がなされてきた。国家や権威を否定し、『個』や『私』を何より優先させた。
 思想・信条を押し付けないとの美名のもと、教育現場で国旗・国歌を否定するという異常な教育が長年続けられてきた。
 国旗国歌法ができ、教育基本法が改正され、少しは改善された。だが、教育現場は余り変わっていない。
 そういう教育で育った若者でも、自衛隊で教育を受ければ素晴らしい若者に変身する。
 君が代が歌えない・礼儀を知らない・挨拶ができない・満足な言葉遣いもできない若者も多い。だが自衛隊の教育を受ければ、親も驚くほど変身する。

『公』の復活を期待する.
 自衛隊の教育を一言で言うと「『公』の復活」である。
 『個』や『私』の優先から、一転して『公』を第一とする価値観への転換である。
 「あらゆる人間愛の中でも、最も重要で最も大きな喜びを与えてくれるのは祖国に対する愛である」と歴史家キケロも語る。
 「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」、と聖書にもある。

 習近平氏の異例の3期目続投が決まった。習氏は台湾統一を強調し、武力行使を否定しなかった。
 台湾有事は日本有事である。『防衛力の抜本的強化』を急がねばならない。だが教育も忘れてはならない。トマス・ジェファーソン (アメリカ独立宣言(1776年)の主要な執筆者の一人で、アメリカ合衆国第3代大統領) は、「最大の国防は良く教育された市民である」と言った。


★産経ニュース『【正論】教育が 「最大の国防」 である 意味』(麗澤大学特別教授、元空将・織田邦男氏)、(2022/11/3)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20221103-UVHZHL6EXJKLLIIOSAC7EKLK2M/

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