【高市氏への支持表明】
総裁候補・高市早苗氏は斯く語りき.
自民党総裁選に出馬した高市早苗氏は、かつて次の様な趣旨の話をしている。
「日本を安全で力強い国にしたい。我が国は、緊急事態に向けた取り組みが何一つ手つかずの状態であり、相当な危機感を持っている。一刻の猶予もなく、もの凄く焦っている。今着手しないと間に合わない。だから、何が何でも立候補したいと思った。」
この言葉は、私(西尾幹二氏)の胸に突き刺さり、共感の火花を散らした。
もう限界だ.
21世紀の初頭には、技術産業国家の1、2位を争う国であったのに、平成年間にずり落ち、各国に追い抜かれてしまった。
毎年のように列島を襲う風水害の被害の大きさは、国土強靱化政策も唱えた安倍晋三・内閣の公約違反であり、毎年同じ被害を繰り返す様は、天災ではなく『人災』の趣がある。
台湾情勢は戦争の近さを予感させる。尖閣諸島周辺のきな臭さを国民の目に隠したままではもう済まされない、もう限界だ。
少子化問題は民族国家・日本の消滅を予示しているが、自民党の対策は常におざなりで、腰が入っていない。
高市氏の情熱に感動.
そもそも国会では、民族の生死を懸けた議論は何一つなされず、論争一つ起こらない。
ただ一つの例外は高市氏の出現だ。氏の新刊書『美しく、強く、成長する国へ。』(ワック)を見るがいい。用意周到な政策論著である。
高市氏は、「日本を守る。未来を拓く」、と言っている。「日本を守る」とは抽象論ではなく、「領土・領海・領空を守る事だ」、と具体的だ。
国土が侵される事への危機感に、氏が一貫して情熱を燃やし続けている点に、西尾氏は感動した。
日本政治の偏向を、危惧する.
総裁選に出馬表明した岸田文雄氏は9日、安定的な皇位継承策として女系天皇を認めるかを問われ、「反対だ。今はそういう事を言うべきではない」と述べた。
読売新聞によれば、「対抗馬の河野太郎氏が過去に、女系天皇の検討を主張しており、違いを鮮明にしたかったのだろう」とのこと。
一方、10日に出馬表明した河野氏は、政府有識者会議が示した女系天皇への躊躇に配慮し、女系天皇論には言及しなかったのだろう、と言うメディアもある(産経新聞)。
持論を隠して恥じない河野氏には呆れるが、「違いを鮮明にした」つもりの岸田氏も、風向き次第で態度を変えると宣言している様なものだ。
『万世一系の天皇』という国の大原則に、フラフラ、グラグラしているのはいただけない。
政党は、みんな極左集団?
自由民主党は決して保守ではない。殆ど左翼政党と映る。日本のメディアは左翼一色である。
高市氏は、メディアに右翼扱いされて怒っていたが、怒るには及ばない。もし中道保守の高市氏を右翼というなら、公明党も立憲民主党も政党以前の極左集団と言われても不思議ではない。
●独り身の氏は、高市女史に“ぞっこん”のようだ
★産経ニュース『【正論】私が高市早苗氏を支持する理由』(評論家・西尾幹二氏)、(2021/9/17)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20210917-XGSYWHCTLBMFPCTDTWWD3APP34/
自民党総裁選に出馬した高市早苗氏は、かつて次の様な趣旨の話をしている。
「日本を安全で力強い国にしたい。我が国は、緊急事態に向けた取り組みが何一つ手つかずの状態であり、相当な危機感を持っている。一刻の猶予もなく、もの凄く焦っている。今着手しないと間に合わない。だから、何が何でも立候補したいと思った。」
この言葉は、私(西尾幹二氏)の胸に突き刺さり、共感の火花を散らした。
もう限界だ.
21世紀の初頭には、技術産業国家の1、2位を争う国であったのに、平成年間にずり落ち、各国に追い抜かれてしまった。
毎年のように列島を襲う風水害の被害の大きさは、国土強靱化政策も唱えた安倍晋三・内閣の公約違反であり、毎年同じ被害を繰り返す様は、天災ではなく『人災』の趣がある。
台湾情勢は戦争の近さを予感させる。尖閣諸島周辺のきな臭さを国民の目に隠したままではもう済まされない、もう限界だ。
少子化問題は民族国家・日本の消滅を予示しているが、自民党の対策は常におざなりで、腰が入っていない。
高市氏の情熱に感動.
そもそも国会では、民族の生死を懸けた議論は何一つなされず、論争一つ起こらない。
ただ一つの例外は高市氏の出現だ。氏の新刊書『美しく、強く、成長する国へ。』(ワック)を見るがいい。用意周到な政策論著である。
高市氏は、「日本を守る。未来を拓く」、と言っている。「日本を守る」とは抽象論ではなく、「領土・領海・領空を守る事だ」、と具体的だ。
国土が侵される事への危機感に、氏が一貫して情熱を燃やし続けている点に、西尾氏は感動した。
日本政治の偏向を、危惧する.
総裁選に出馬表明した岸田文雄氏は9日、安定的な皇位継承策として女系天皇を認めるかを問われ、「反対だ。今はそういう事を言うべきではない」と述べた。
読売新聞によれば、「対抗馬の河野太郎氏が過去に、女系天皇の検討を主張しており、違いを鮮明にしたかったのだろう」とのこと。
一方、10日に出馬表明した河野氏は、政府有識者会議が示した女系天皇への躊躇に配慮し、女系天皇論には言及しなかったのだろう、と言うメディアもある(産経新聞)。
持論を隠して恥じない河野氏には呆れるが、「違いを鮮明にした」つもりの岸田氏も、風向き次第で態度を変えると宣言している様なものだ。
『万世一系の天皇』という国の大原則に、フラフラ、グラグラしているのはいただけない。
政党は、みんな極左集団?
自由民主党は決して保守ではない。殆ど左翼政党と映る。日本のメディアは左翼一色である。
高市氏は、メディアに右翼扱いされて怒っていたが、怒るには及ばない。もし中道保守の高市氏を右翼というなら、公明党も立憲民主党も政党以前の極左集団と言われても不思議ではない。
●独り身の氏は、高市女史に“ぞっこん”のようだ
◇
★産経ニュース『【正論】私が高市早苗氏を支持する理由』(評論家・西尾幹二氏)、(2021/9/17)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20210917-XGSYWHCTLBMFPCTDTWWD3APP34/