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【健康長寿の秘訣】

 ヒトの寿命には、両親から引き継いだ遺伝が関係する。
 しかし生後、体に蓄積する遺伝子変異は、より強く寿命と関連する。遺伝子変異は、老化と癌の素でもある。

食事制限と運動.
 寿命を延ばす方法として、食事制限と有酸素運動がある。
 食事制限には、ダイエット・断食・炭水化物の摂取制限・タンパク質の摂取制限、などがある。
 なかでも老化対策でので根拠として、摂取カロリーを20~50%減らすカロリー制限と、1日程度の断食がある。
 どちらも強い空腹感をもたらし、同時に細胞内では、寿命に関連する酵素や遺伝子が働き出して老化抑止に作用し、生活習慣病などを減らして寿命を延ばす。
 ただ、カロリー制限は、若い世代では寿命を延ばす効果があるが、代謝の衰える中年以降の人が行うと、逆に体が弱り『フレイル』(脚注の※印を参照)となり、逆効果の場合もある。過度のダイエットや絶食は要注意である。
 有酸素運動はフレイルの予防になる。年齢にもよるが、1日1時間、軽く汗をかく程度の軽いジョギングや水泳などを週3日程度するとよいだろう。
 運動した時の心拍数が、中高年は80~100拍/分、若い人は100~120拍/分程度が目途。
 定期的に有酸素運動を行うと血圧や、コレステロールなどの血中脂質が下がり、老化を誘導する炎症反応も下がる。ただ運動前に、十分なストレッチや準備運動を忘れずに行うこと。

腸を整える.
 食事制限や運動に続いて3つ目のポイントは、腸を整える事だ。
 百寿者(100歳以上の人)の便から、特殊な腸内細菌が見つかる。これらの菌やその産生物が、病原性のある菌や生活習慣病に関連する菌の増殖を抑え、高血圧・糖尿病・肥満・高脂血症、などの生活習慣病のリスクを減少させる。ただ、どうすればそういう菌を増やせるかは分かっていない。

人間関係.
 最後は人間関係。孤立や孤独は、本人が意識するかどうかは別にして、体と心のストレスを高める。孤独の人では動脈硬化が進み、生活習慣病が増える。
 健康長寿の人は、家庭やコミュニティーでの人間関係が良好で、社会とつながっている。何事にも好奇心旺盛でポジティブに物事を捉えられる人が多い。また、誠実で、意志が強く、几帳面な性格面もあるようだ。

※ フレイル.
 加齢によって身体や認知の機能が低下した状態。この段階で適切な対応を取れれば、要介護になるのを防ぎ、健康な状態に戻せる。

●上記条件、当方には悉く当てはまらない。『健康長寿』とは無縁なのか。まっ、何とかやっていこう。


★産経ニュース『【医心伝診】健康寿命に欠かせぬ4つの秘訣』(独立行政法人・地域医療機能推進機構・大阪病院長・西田俊朗氏)、(2022/10/4)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20221004-RG36S77TCBIKRMFRSLDLLABJ2I/

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