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【貴婦人と牛の角】

 NHK『シルク・ロード』シリーズで、中国西方に広がる砂漠の民を扱った回で、興味深い古代貴婦人の埋葬映像が映し出された。
 股間に大きな牛の角(1本)が挿入されていた。着衣や骨格に乱れはなかったから、牛の角は死後、埋葬時に挿入されたのだろう。
 私は同じ映像を、時を置いて2度見た。『シルク・ロード』の再放送だった。
 印象的な映像で、再放送があった事から、覚えておられる方もいるのではないだろうか。NHK『アーカイブス』でも観られよう。
 この事について、テレビ番組では何も解説していなかったが、私は次のように考える。
『その婦人は生前、若い男を何人も食い物にした。済んだ後、相手をさせられた男性は殺されたのではないか。後世の人にその事実を伝えるため、犠牲者の遺族か何者かが、好き者の貴婦人に牛の角を挿入した。』

 領土拡大を狙う中国(主に漢民族)に対し、周辺国(北はモンゴル・高句麗など、西はウィグル、南はチベット)は、連合して自らの領域を守った。
 連合軍には、人的交流もあったろう。
 前述の貴婦人の血統も、連合軍の人的交流に従って、広域に拡張したであろう。

 つまり、例の貴婦人の血統は高句麗にも伝わり、今日に至っていると言えよう。

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【媚薬まみれ】

 『臨時休刊』いただき有り難うございました。ブログを再開いたしますので、また、宜しくお願い致します。

高句麗亡命政権.
●平安時代の797年に成立した『続日本紀(しょくにほんぎ)』には、「霊亀(れいき)2年(716年、1,307年前)、駿河・相模・甲斐・下野・上総・下総・常陸7ヶ国の高句麗人1,799名(高句麗の若光王を入れて1,800名)を武蔵に移して高麗(こま)郡を設置した」、とある(上野国は無い)。
●唐に滅ぼされた百済・新羅・高句麗の王侯貴族は、日本に逃れ来た。
●百済・新羅の人々は日本に帰化したが、高句麗の王族は実質、亡命との体裁を取っている。
●ただし王族以外の一般の高句麗人は、その限りではないだろう。つまり、高句麗・帰化人もいる。
●その訳は、高句麗の王族が権威を失いたくなかったのだろう。今でも日本人に成りすましているものの、高句麗王朝時代のヒエラルキーが厳格に遺っており、その上、男を顎で使うが如き強烈な女権社会でもある。そうなったのは、「産めよ殖やせよ」の大号令と関係があるだろう。
●薬業(富山の薬売り)から得られる莫大な資金を有じているので、それが王権の維持を可能ならしめているのだろう(薬九層倍)。



媚薬.
●2,000名弱でスタートした高麗郡だが、万一、大災害(地震・疫病など)が発生したら、高句麗民族の血統が絶える恐れがある。そこで、「産めよ殖やせよ」の大号令の下、『媚薬』が開発されたのだろう。古の事だから、この媚薬は生薬(漢方薬)で、細胞分裂を促進するタイプではないか。

●私の幼馴染みで親友であったO君は、高句麗の高貴な女性と結婚した。しかし不幸にも、50歳という働き盛りで亡くなってしまった。
●奥さん(高麗出身)からの手紙によると、「聴神経に癌ができ、難聴になった。その後、血液の癌・白血病になり、3年以上に亘る入院生活・骨髄移植(激痛との事)の甲斐なく、亡くなった」という。
●多分O君は、媚薬漬けにされ、その副作用で癌に罹患したのかも知れない。
●彼女があの世へ行ったなら、若光王ら高麗の先達に、「高句麗民族の存亡をかけ、苦労して開発した薬を、己の快楽だけを目的に乱用したとは何事ぞ」、と姫を袋叩きにするだろう。

 『クソまみれ、だか、エロまみれ、だか何かは知らねども、斯様な「まみれ人間」に引っかかったらさあ大変。媚薬まみれになり、搾り取られ、その内、身体は癌まみれ。遂には、重篤なる癌・白血病に罹患して死ぬ』

●O君が亡くなったのは平成10年。平成12年頃から、私へのストーカー行為が始まった。それはその後20年以上にも亘って続く事となる、狂気の沙汰だ。
●媚薬漬けにされて癌で病死、との危険を避けるため、只管逃げ回った。逃げても逃げても相手は執拗に追っかけ回し、嫌がらせもあった。当時、メインの嫌がらせは、菌だか薬品だか分からないが、痒みをもたらす物質を天井裏から散布された。花粉もあったようで、酷い花粉症にもなった(鼻を嚼むと、血が混じっていたりした)。それまでは、花粉症とは無関係だったのに。
●当時私は、高麗の本拠地(埼玉県日高市)にある公団・こま川団地に住んでいた。此処を脱出(転居)すれば、ストーカー行為は消えて無くなるだろうと思っていた。
●平成20年末、転居費用の工面ができたので、日高市から遠く離れた幸手市にある幸手団地(公団)に転居した。
●「やれやれやっと」と思ったのも束の間、例のが、臣下を伴って追っかけて来た、「がっかり」。



一時的脳性麻痺.
●幸手でも、日高と同様、ストーカーと嫌がらせの日々が続いた。
●私が70歳になった頃から、そんな日常に変化が起きた。
●「20年間も追っかけ回しているのに、唯の一度も相手にしてくれない」との事で、ストーカー行為が『腹いせ』に変わった。
●その『腹いせ』とは、天井裏からのガス状物質の散布・食料品への有害物質の混入などで、一時的に急性脳性麻痺を引き起こす、というものだ。

済生会栗橋病院へ救急搬送.
●2019年10月、幸手団地の私の部屋の天井裏から散布された不審ガスにより、強烈な急性脳性麻痺様の症状を来し、通常の生活(食事・排泄など)が困難となった。そのため電話で、救急搬送を要請した。
●緊急の入院先は、隣の久喜市にある『済生会・栗橋病院』。
●病院での検査結果は『貧血・胃潰瘍』のみで、不審なガスについては無視された。
●入院期間は1ヶ月弱 (2019年10月6日~同10月30日)。
●連中はその病院にまで追っかけ来た。
●有毒物質の検出を危惧した加害者は、私への罵詈雑言を病院中に流布し、病院は、私への治療・リハビリを程々に打ち切り、私を退院させた。
●リハビリを打ち切られ、退院させられたので、歩行障害が残り、未だに杖が手放せない。それまでは、杖なしの普通の生活だったのに。
●当病院の職員殆どが、私に不審な眼差しを向ける中、私の身を案じてくれる職員がいた。しかし『敵の味方は敵』という事もある。連中の魔の手が、その職員に災いをもたらす危険を避けるため、私は、その職員に対し、わざとよそよそしい態度を取った。先方は気分を害したかも知れないが、仕方ない。

その不審ガスとは.
●元々は、揮発性のある液体だと思われる。
●使用手段は先ず、天井裏に張り巡らされている電灯線管に、その液体を注入する。その液体は気化(ガス化)して、電灯取り付け口から、不審ガスとなって我が室内に降り注ぐ。
●その有害ガスは毎日、ほぼ四六時中(4×6=24時間)、天井から降り注いでいる。また、私がよく買う食料品にも、液体or粉末の形でその有害物質が混入されているようだ。つまりその不審ガス・有害物質は、安価で、我が家の近場から大量供給が可能な物と思われる。
●また、その薬物(不振ガス・有害物質)は、化学合成された薬物が如き即効性がない。どちらかと言うと遅効性だ。つまりその不審ガス・有害物質の元は、生薬(漢方系)であろう。

●曼珠沙華(彼岸花)は、根(球根?)に毒があり、あぜ道に植えておくと、花・茎・葉から、根の毒が空気中に飛散し、田畑の作物を害虫から守るという。
●その薬物(不審ガス・有害物質)は、曼珠沙華に由来しているのではないか。
●幸手市・権現堂公園の曼珠沙華(彼岸花)祭りや、日高市・巾着田(きんちゃくだ)・曼珠沙華公園の曼珠沙華祭り(共に、9月下旬~10月上旬)。この両者の管理(処分を含めて)をしているのは誰だろう。
●先に記した、『不審ガス・有害物質は、安価で、近場からの大量供給が可能な生薬』との条件を『曼珠沙華』が満たしているように思われるが、如何か。

●高句麗亡命政権は、日本の法令(薬事法=薬機法や、毒物・劇物取締法など)無視した薬物を作っているが、そうした薬物は、日本人に対して使うな。迷惑だ。
●また、そうした状態で自転車(三輪自転車)に乗るとフラつく。すると連中(あら探しのためつけ回しているようだ)、「フラついた自転車がいるから、取り締まった方がいいよ」とご注進。
●また、一時的とはいえ、脳性麻痺状態の時、『セルフレジ』が始まった頃、マゴついた事があり、笑いものにされた。
●自分でそんな状態を作り出しておいて、その始末を自分の手を汚さず、他の者にさせる。「きったねー」。だから「クソまみれ」って言われんだよ。



高句麗流、噂の流布.
●ストーカー行為が始まった平成12年頃から、「何か変な噂が広まっているらしい」、とは気付いたものの、その噂は、私の耳には一切入って来ない。この20年もの間、全く。
●厳格な女権社会だから、噂を広め回っているのはおばさん連中だろう。そうしたおばさんを捕まえて叩いても、モグラおばさんは無尽蔵だ。一生『モグラ叩き』をしても、叩ききれない。打つ手なし。モグラおばさん達は噂を広める際、「こんな噂を立てられたら相手も困るだろうから、相手には言わないでね」、とか何とか言って真贋の口封じを狙っているようだ。
●嘘・本当に関わらず、噂を流し続けられる。本当にあった話でも、何倍・何十倍にも膨らませる。
●高句麗は秘密主義(間抜けな秘密主義だが)の傾向がある。噂を耳にした相手が騒ぎ出せば、高句麗の秘密が公になってしまい、まずい事になるからだ。

●まずいと言えば、こんな事もある。高句麗王朝の都は現在の平壌にあった。したがって現在も、平壌との間にパイプがあるようで、そのパイプを覗くと、面白いものが見えて来るかも知れない。



黙っていた訳.
①.「媚薬漬け」なる言葉を口にすると、親友O君の尊厳に傷が付くかも知れない。それを避けたいがため。
②.高麗(こま)には、善良なる高句麗・帰化人もいる。上記のような事を公にすれば、その方達が肩身の狭い思いをするだろう。それを避けるため。
③.我々も直、後期高齢者になる。妙なる噂なども直、無に帰するだろう。

●だから『腹いせ』など、無視していたが、最近、『こそこそ、ねちねち』が益々お盛んで、最近は、私のVISAカードに2件、不正請求が続いている。とうとう『詐欺・刑事事件』事案にまで発展。黙っていれば『バカまみれ』。
●『不審ガス』事案は、警察に被害届を出した(2020年)ものの、相手がガスなので、証拠物件が見当たらない(警察官が30分程、家宅捜査をしてくれたが)との事で、被害届は受理されなかった。しかし、私の健康状態を見て取ったその警察官は、市役所の『総括支援センター』に連悪してくれた。桜井さんとかいったお名前の警察官だったが、遅ればせながら、御礼申し上げます。

●上記のような事なので、親友O君には申し訳ないが、全ての根源『媚薬』をブログに投稿しました。
●高句麗亡命政権の姫、「何言ってんのよ。あたしを誰だと思ってんのよ」。それに答えて、最後に、川柳一句。
『あなかしこ / 高麗(こま)の淫乱 / 〇子姫.』



以 上.


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【臨時休刊のお願い】

 申し訳ありませんが、個人的な所用ができましたので、今年1月の当ブログ(1/25と1/30分)を休刊と致したく、よろしくお願い申し上げます。
 2月上旬(2/5か、2/10)には、当ブログを再開いたしたく存じますので、また、よろしくお願い申し上げます。
以 上 

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【『台湾侵攻』のシミュレーション】

 米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は9日、2026年に中国が台湾に侵攻するという軍事シミュレーション(24回実施)を行い、侵攻は失敗するが、米国や日本側に艦船・航空機・要員の甚大な損失が生じる、とする報告書を公表した。
 台湾防衛に『ウクライナ・モデル』は通用せず、米軍の迅速な介入が不可欠で、日本の役割が『要』と指摘している。

侵攻は失敗.
 侵攻は、最初の数時間で台湾の海・空軍の大半を爆撃・破壊し、中国海軍は台湾を包囲し、数万の兵士が軍用揚陸艇・民間船舶で台湾海峡を渡り、空挺部隊が、その上陸拠点の後方に着陸すると予測。
 しかし、最も可能性の高いシナリオで、侵攻は失敗すると予測。
 台湾の地上軍は上陸拠点の中国軍を急襲し、(日本の自衛隊によって強化された)米国の潜水艦・爆撃機・戦闘機などが上陸船団を無力化する。
 「中国は日本の基地や米軍の水上艦を攻撃するが、結果を変える事はできない」とし、日本が攻撃を受ける事態に触れつつ、台湾の自治権は維持されると結論付けた。
 但し、米国と日本は、米空母2隻を含めて艦船・数十隻、航空機・数百機、要員・数千人を失うと予測。米国の世界的な地位を弱め、中国側も海軍力の壊滅など重大な損失を被ると指摘。

日本は、台湾防衛の要.
 報告書は、同盟諸国と軍事支援を継続しつつ部隊は送らない、というウクライナへの関与とは異なり、「米国が台湾を守るならば、米軍は直ちに直接的な戦闘に従事する必要がある」と強調。
 同時に、在日米軍基地からの米軍の展開は、「介入の前提条件で、日本は台湾防衛の要となる」と指摘。日本との外交・安全保障関係の更なる深化を優先させるべきだ、と提言している。


★産経ニュース『「2026年 台湾侵攻」 シナリオ 中国は失敗するも日米に甚大被害 米研究機関』(2023/1/10)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20230110-AF6MGBUI2NLWJN6DY2DKY6KU6Y/

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【「一つの中国」は、フィクション】

核戦争を懸念する米国.
 既に域内随一の巨軀(きょく)となった人民解放軍を、一撃で食い止める事は最早、現在の日米同盟にも台湾にも難しい。
 米国は全面核戦争を避けようと、核兵器保有国との戦争では非常に慎重になる。
 しかしそれは、前線にある日本と台湾に大きな負担を強いる事を意味する。
 米国は、戦略核兵器を用いてでも台湾を守る、という決意を示していない。
 米国の台湾防衛に関する立場は、今も曖昧なままだ。
米国の核の傘の下にある日本・韓国・NATO諸国と比べて、台湾防衛コミットメントは脆弱だ。
 仮に中台戦争が始まれば、米軍主力の空母機動部隊は中国のA2AD(接近阻止・領域拒否)戦略に押され、爆撃機や中距離・対艦ミサイルの射程外からの局地的な戦力投射に徹する事を意味する。
 前線にある台湾も日本も、中国が台湾征服を諦めるまで中国軍の猛攻に晒され、膨大な損害を被るだろう。
 だから中台戦争を始めさせてはならない。台湾海峡の平和と安定こそが、今世紀前半の日本外交の焦点である。

「一つの中国」は、正当性なし.
 「中国は一つである」という理屈は、中国の台湾侵略を正当化しない。
 東西対峙の下、南北朝鮮・南北ベトナム・東西ドイツが生まれた。中国も毛沢東の中華人民共和国と蔣介石の中華民国という分断国家となった。中国は二つなのだ。
 1969年、ダマンスキー島を攻撃してソ連軍から手痛い反撃を食らった毛沢東は、モンゴルに陣を敷いたソ連陸軍6個師団を前にして震え上がり、日中・米中の国交正常化を焦った。
 米国も日本も、中ソ対立の激化を戦略的好機と見て、中国の正統政府を台北政府から北京政府に切り替えた。
 その際中国は、「台湾は中国領土の一部である」と主張し続けたが、日本も米国もその主張を受け入れず、曖昧にした。.

台湾侵略を阻止.
 毛沢東も蔣介石も、「中国は一つで、我こそがその正統政府である」、との立場を譲らなかったので、「一つの中国」という虚構が成り立っているだけだ。中国は2つに分断されている、というのが事実なのだ。
 国連安保理議席が北京に変わった後、国連総会に台湾の議席を残そうとすればそれも可能だったろう。しかし誇り高き蔣介石は、国連から退場する道を選んだ。
  日本も米国も、台湾海峡の平和と安定が保たれている限り、「一つの中国」というフィクションを尊重する事を約束している。
 中国が台湾を侵略し、台湾人の謳歌する自由と民主主義を武力で踏みにじれば、「一つの中国」の前提は崩れ、「二つの中国」の正規軍同士がぶつかる事態となる。
 日米両国は、外交・経済・軍事・戦略コミュニケーションのあらゆる手段を動員し、中国の台湾侵略を止めねばならない。

★産経ニュース『【正論】「一つの中国」 の虚構と中台戦争』(元内閣官房副長官補、同志社大特別客員教授・兼原信克氏)、(2023/1/12)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20230112-AG4YRHW3JRO4DPUDRBFGI2TD4I/

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【日韓関係、改善の方向へ】

日韓関係の現状.
 韓国政府がいわゆる徴用工訴訟問題の解決に動き出した。
 現金化が迫る日本企業の資産(賠償金相当額)を韓国の『日帝強制動員被害者支援財団』が肩代わりして支払い、その資金は韓国企業が拠出する内容だ。
 解決案が動き出せば、日本政府は日韓請求権協定の体制は維持されたと見て、「両国関係は一先ず正常化する」(外務省幹部)と評価する方針だ。
 日韓は双方とも、早期の関係改善を目指している。後に複数の懸案が待ち構えているためだ。

懸案事項.
 政府と東京電力は今年、福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出を計画している。
 処理水問題は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前政権が猛反発したが、現政権の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、国際原子力機関(IAEA)の検証チームに韓国人専門家を加え、比較的穏当な態度を示している。
 次に『徴用工』絡みの、『佐渡島の金山』(新潟県)と『端島炭坑』(通称・軍艦島=長崎県)を巡る問題も直に動くだろう。
 佐渡金山も軍艦島も本来なら『徴用工』とは関係がない。佐渡金山は江戸時代の鉱山技術、軍艦島は明治時代の産業遺産が世界遺産登録の対象だ。しかし、韓国の文前政権が『徴用工』問題を政治利用し、国連など国際舞台で反対運動を展開した。

尹政権に期待.
 尹政権は、「反日を政治利用しない」としてきたが、『徴用工』を巡る賠償判決で、日韓の和解が更に遠のけば、再び韓国で、反日運動が再燃する恐れも指摘されている。
 尹政権は、挑発を強める北朝鮮に対抗するため、日米韓連携を最重視してきた。昨年11月のプノンペンでの首脳会談に至る一方、8月には日米韓の共同軍事演習を復活させ、12月には日米が主導する『インド太平洋戦略』を外交指針に採用した。

日韓関係の正常化とは.
 韓国の世宗研究所・日本研究センターの陳昌洙(チン・チャンス)所長は、「(日韓の)関係改善は、尹大統領の強い意志が引っ張ってきた。尹政権は日韓関係を国際関係の中で解決しようとしてきたが、国内では『日本の言いなりになっている』との批判も強い」と述べている。
 陳氏は日韓の正常化について、「歴史問題を管理できるかどうかだ。歴史問題を政治争点化しない事が重要だが、日本の協力が欠かせない」、と日本側の歩み寄りを期待する。
 慶応大の西野純也・教授(韓国政治)は現状を、「尹政権が現金化を止める具体的なアクションで対日外交を進めた事を高く評価している」とする。
 一方、日本駐在経験がある韓国有力紙のベテラン記者は、「日本の安保3文書などについて韓国(メディア)が比較的、理解を示した背景には、北朝鮮の強硬な挑発が大きい。しかし、徴用工問題など日韓の火種はいつでも再燃する。韓国左派の反日の底力は日本の想像を遙かに超えている」、と警告する。
 日韓正常化については、「日韓で外務・防衛当局による2プラス2協議が実現すれば正常化だ。韓国の元外交官らに日韓2プラス2の必要論は既にある」と話す。
 長年、日韓外交の現場に立ってきた武藤正敏・元駐韓大使は、「(反日という)韓国の『正義』が薄れてきている。お互いに協力しようという論調は、正常化に近づいた例だ」とする。
 朝鮮半島出身労働者は全て『徴用工』であり、不当な韓国併合の賠償の対象だとする韓国大法院(最高裁)判決は、武藤氏のいう『韓国の正義』そのものだ。現金化問題の解決は『日韓正常化』の試金石となる。


★産経ニュース『【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】2023年、日韓は正常化するか? 動き出した「徴用工」 問題』(2023/1/7)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20230107-5NTXBGCHNBOQFABRMNAVEBFEOA/

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【認知戦 (フェイク・ニュース戦)】

 中国当局がインターネット上の偽情報によって、台湾世論をコントロールする『認知戦』を仕掛けている。
 台湾当局への不信感を増幅させて社会の分断を進めると共に、米国や日本を貶めて、相対的に自国への評価を上げようとする中国側の思惑が浮かぶ。

 中国発の偽情報を分析する研究機関、『台湾民主実験室』理事長の沈伯洋(しん・はくよう)台北大・副教授によると、「海外から台湾に偽情報がもたらされている」と認識している学生は6割に留まった。しかも、内2割の学生は、米国や日本が偽情報を流していると認識。沈氏は「若者の間には中国に対し何の警戒感も抱かず、友好的だと感じている人達すらいる」と指摘する。

 中国が偽情報流布に利用しているのは、台湾人のライブ配信者だ。
 沈氏は「中国の影響を受けている配信者は多く、主に人民解放軍の資金が使われているようだ。恐らく数万人おり、若者への影響は非常に大きい」と危惧する。
 沈氏は中国の認知戦について、「短期目標は、社会を分断して介入し易くする事。みんなが政府・メディア・周囲の人々を信じなくなれば、台湾の民主への信頼も喪失する」と語る。

 2020年1月の総統選の直前、与党・民主進歩党の蔡英文陣営が開票作業で不正を行うとの偽情報が激増したが、同月下旬に武漢でコロナ対策の都市封鎖が始まった途端、発信は消えた。中国政権が、コロナ対策に忙殺されたからだろう。
 ネット上の噂や報道を調査して誤情報を公表する民間非営利団体(NPO)、『台湾ファクト・チェック・センター』の陳慧敏(ちん・けいびん)編集長によると、「不正選挙のデマは対立と憎しみを深めて民主的な社会を傷つける」と指摘。
 また、米国が台湾有事を引き起こそうとしている、との陰謀論も発信され続けている。
 沈氏は、「中国はそれほど悪くない、という印象を台湾の若者に与えようとしている」と警鐘を鳴らしている。

* * *

 『認知戦』なる言葉、初めて聞いた。分かり易くいえば『フェイク・ニュース戦』だろう。
 インターネット空間で“SNS”等が発達している現在、この問題は大きい。身近では、頻繁に起きているだろうから要注意。


★産経ニュース『中国認知戦、ライブ配信が主戦場 台湾の若者標的に』(2022/12/17)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20221217-CGZO2IZHR5KZDMMLOUQPFEUPRY/

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【お詫び】

 前回、12月25日のブログ、何ら通知もなしにお休みにしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。

 お休みした理由は、パソコン本体の不調です。
 12/24、パソコンが不調をきたし、なかなか修復できませんでした。
 そこで、パソコンをリセット(購入時の新品の状態に戻す)してみました。新品には戻ったものの、その後に蓄積されたプログラム等は、きれいさっぱり消滅してしまいました。見事な失敗です。

 基本的な修復はパソコン業者に依頼し、ある程度は復旧しました。
 しかし、蓄積したデーター・ファイルは残されていたものの、『パソコン・リセット』の影響を受けており、欠陥だらけです。現在も私個人で、細々と修復している最中です。痛い失敗経験でした。

 最後ではありますが、「どうぞ、よいお年を」。

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【中国に警戒】

 米国防総省は11月、中国軍事力に関する年次報告書を公表し、中国の核弾頭保有数が2035年に約1,500発に達する、との見通しを初めて明らかにした。
 米国とロシアに続く『第3の核大国』を目指す中国の脅威への対処は、国際社会の急務だ。
 オースティン米国防長官は12月、中国が米国の安全保障政策を左右する重大な脅威であるとの認識を改めて示した。

増え続ける核弾頭.
 米国の国防総省は2年前、中国の核弾頭数を「少なくとも200発」と推定していた。今回の報告では弾頭数を、2021年の時点で400発・2027年に700発・2035年に1,500発に増えると予測している。
 また、1基の弾道ミサイルに複数の核弾頭を積み、それぞれが別個の目標を攻撃できる『複数個別誘導再突入体』能力を備えた、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の東風41(射程1万2,000キロ)を配備しつつある。

 戦略原潜6隻による外洋での連続航行抑止哨戒も実施している。各原潜は最大で12基の巨浪2(同7,200キロ)または巨浪3(同1万2,000キロ)潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載可能という。
 更に中国空軍は、核搭載の空中発射型弾道ミサイル(ALBM)を搭載可能な戦略爆撃機H6Nを作戦配備し、ICBM・SLBM・戦略爆撃機、で構成される『核の3本柱(トライアッド)』を確立している。また、ステルス機能を有するH20爆撃機も開発中との事。
 米国に対抗して、ICBMよりも高度が低い人工衛星の軌道を通って目標を攻撃する、極超音速滑空兵器による『部分軌道爆撃』システムの開発にも力を入れている。

先制不使用放棄か.
 中国は、他国から核攻撃を受けない限り核兵器を使わない『先制不使用』を原則としているが、固体燃料式ICBMおよびサイロの整備を進めており、その事は、中国が米露と同様に、相手の弾道ミサイルが発射されたという警報発令を受け、その着弾前に反撃のミサイルを発射する『警報即発射』の態勢構築を進めている。
 米軍関係者や専門家は、中国が先制不使用原則を放棄し、より攻撃的な核態勢への転換を図っている兆候だとして警戒を強めている。

米も近代化に本腰.
 核の3本柱のうち戦略爆撃機を巡っては、無人運用も可能な世界初の第6世代戦略爆撃機、B21レイダーを2025年頃に配備する予定だ。
 ICBMについては、現在配備されているLGM30Gミニットマン3(射程1万3,000キロ)の耐用年数を延長させる一方、後継のLGM35センチネル(射程不明)を2029年頃に配備する計画を進めている。
 戦略原潜に関しても、最新のステルス性能などを備えたコロンビア級計12隻を2031年から順次就役させることを目指している。

日米同盟の深化を.
 米露の核戦力は、新戦略兵器削減条約(新START)に基づき、戦略核弾頭の配備数を1,550発以下、ミサイルや爆撃機などの運搬手段の総数を800以下に減らすよう定めている。
 一方、中国は同条約に縛られず、自由に核戦力を拡大させていく事ができる。
 将来、中国の核戦力が米国と肩を並べると、米国が日本や韓国に提供している『核の傘』の実効性に疑問符が付き兼ねない。
 米国が日本を守るために核使用に踏み切れば、中国がICBMで米本土を報復攻撃するリスクが一層高まる。そこで米国が核使用に慎重になれば、中国が『核の脅し』で勝利を得る事になる。
 現時点では、自前の核保有という選択肢を持たない日本としても、通常戦力を含めた総合的な対中抑止力の強化に向け、日米の同盟関係を深化させねばなるまい。


★産経ニュース『【米国を知るキーワード】「核の3本柱」確立 中国脅威への危機感』(外信部編集委員兼論説委員 前ワシントン支局長・黒瀬悦成氏)、(2022/12/17)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20221217-3O7N6ZPSNJOXNGUFEFLGYF3Y7A/

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【半導体立国、復活】

 かつて日本経済を牽引していた半導体産業は現在、米国や中国などに大きく後れを取っている。
 だが、産業技術総合研究所などの研究チームは、最近、コーヒーなどの植物に含まれるカフェ酸を電極に使う事で、今後の用途拡大が期待される次世代半導体である『有機半導体』の性能を、100倍も向上させる事に世界で初めて成功。バイオマス由来のため、環境負荷の軽減につながり、日本の苦境を救う新技術にもなりそうだ。

次世代の主役は有機半導体.
 平成の中頃まで、日本の半導体は世界をリードしてきた。だが、開発投資戦略の失敗や、米国・中国・台湾などの台頭で国際競争に負け、今やその面影はない。
 ただ、コンピューター・通信機器・自動車・家電など、あらゆる電子機器に欠かせない半導体は、経済安全保障の観点から、研究開発力や生産力を確保しておく必要がある。
 そのため日本政府は、巨額補助金を投じて研究開発拠点・生産拠点の誘致に着手。
 また米政府と、次世代半導体の研究開発拠点整備で合意し、劣勢挽回を目指している。

有機半導体.
 これまで使われてきた半導体の大半は、無機物のシリコンを主な材料として作られた無機半導体だった。この材料を、炭素同士の結合が骨格の有機化合物に置き換えたものが、有機半導体と呼ばれる。
 この有機半導体が、次世代の主役になると見られている。

長所.
 無機半導体の製造が大規模な装置を必要とするのに対し、有機半導体は、基板に材料を塗布するだけで簡便に作れる。これは大きな長所と言えよう。。
 また、柔軟なため曲げる事ができ、新たな用途を幅広く開拓できるのではないかと期待が広がる。既に、有機ELディスプレーや、画面を折り畳みできるスマートフォンなど、一部で実用化が始まっている。

短所.
 だが弱点もある。半導体は電流量が多いほど高性能と言えるが、有機半導体は電流量が少ない。
 更なる実用化の拡大には、電流量の向上が大きな課題となっている。

性能向上への道.
 あらゆる電子機器に大量に使われている半導体は、廃棄された場合、生物による分解が困難で、環境への負荷が非常に大きい。
 だがバイオマス由来なら、生物が容易に分解でき、環境への負荷が減り、循環型社会に適合している。
 研究によると、電流を通し易くするには、植物が作り出すフェニルプロパノイドと呼ばれる物質群が適している、と分かった。
 その物質群の一つで、コーヒーを始めとした植物に含まれるカフェ酸という物質を試してみた。カフェ酸は、抗酸化作用を持つポリフェノールという物質の一種で、分子内の電荷分布が非常にはっきりしており、入手が容易で価格も安い。
 そこで、電極にカフェ酸を吹き付けて電流を通してみたところ、約100倍もの電流が通るようになった。
 環境に優しいバイオマス由来の物質を使って、有機半導体に効率的に通電させる事に成功したのは世界で初めて。

 産業技術総合研究所などの研究チームは、今後、更に電流の量を増やせるよう研究を重ね、有機半導体の性能向上を目指す。
 日本発の技術により、高性能で環境に優しい有機半導体が実現すれば、日本の半導体分野に於ける苦境脱出の一助になるかも知れない。


★産経ニュース『【クローズアップ科学】コーヒーのカフェ酸で半導体の性能が100倍に 日本の苦境救う新技術』(2022/12/11)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20221211-U6D5ZLGDDRLRRPYDG6GPAXC53A/

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