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【China古宇宙船、地表に激突の恐れ】

 中国初の無人宇宙実験室「天宮1号」が、今年3月頃、地球に落下する見通しだ。
 欧米の専門家は、既に制御不能となっていると分析し、破片が人口密集地域に落下する可能性を指摘するが、中国は、「制御できており、南太平洋に落下させる」と反論。双方の主張は真っ向から対立している。

 2011年9月に打ち上げられた「天宮1号」は、中国が2022年前後の完成を目指している宇宙ステーションの原型。打ち上げ時の重量は8・5トン、長さ10・5m、主要部分の直径は3・4m。後継機「天宮2号」が打ち上げられる半年前の2016年3月、その任務を終えた。
 当初の高度は約350km前後だったが、最近の高度は281・3km。中国は、「体勢は安定し、形状に異常は発生していない」と言うが、徐々に高度を失っている。
 軌道を回る宇宙船などは退役後、正確な制御の下、ピンポイントで南太平洋の深海エリアに落下させる、というのが国際的な慣行だ。

 ところが、米政府と宇宙事業を展開している非営利団体「エアロスペース・コーポレーション」によると、「既に天空1号のコントロールは失われており、正確な再突入は無理」、とのこと。
 米国の専門家は、「天宮1号は当初計画が変更され、後継機の予備とするために長期間温存された結果、燃料が尽きてコントロールを失ってしまった」、との見方を示している。

 前記の「エアロスペース・コーポレーション」は、「天宮1号」が3月下旬あたり、大気圏に突入すると予測し、「再突入時に少量の破片が燃え残り、数百kmの範囲にわたって地表に落下する可能性がある」と指摘。また、残骸の落下する可能性が「比較的高い」・「比較的低い」・「全くない」3つのエリアに分類した世界地図を公表した。
 それによると日本列島は、北海道南部と東北地方が落下する可能性が「比較的高い」エリアに含まれ、それより南側が「比較的低い」エリアとなっている。
 また「エアロスペース・コーポレーション」は、「破片が人間を直撃したり、建物に深刻な被害を与える可能性は非常に低い」と指摘する一方、「残骸には腐食性液体で毒性の強いヒドラジンが残留している可能性があり、残骸を触ったり、排出される気体を吸い込んだりしてはならない」、と警告している。

* * *

 Chinaは、「2030年までにアメリカやロシアに並ぶ『宇宙強国』になるんだ」と豪語し、2022年前後にChina独自の宇宙ステーションを完成させる計画を立てるなど、鼻息が荒い。
 しかし何のことはない。「国際宇宙ステーション」参加から爪弾きを喰らっているのだ。
 何しろChinaは、「偽物天国」および「知的財産権盗用大国」でもある。高度な科学技術が集積された「国際宇宙ステーション」に参加させでもしたら、その高度な科学技術を盗用し、「軍事強国」を目指す恐れがあるからだ。
 勝手で孤独なChinaは、独自の「宇宙ステーション」に走らざるを得なかったのかも。
 それにしても今回の件、甚だ迷惑な話である。

★産経ニュース『【中国ウオッチ】CHINA初の無人宇宙実験室 北海道南部、東北 「3月落下可能性高い」 すでに制御不能か 中国は反論』(2018.1.23)、より.
★上記へのリンク http://www.sankei.com/premium/news/180123/prm1801230004-n1.html

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