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【独裁君/末路は惨め/世の習い】

 習近平・国家主席と金委員長ともに、軍部クーデターや暗殺の危機に怯えている。
 習近平・国家主席と金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、5月上旬、中国遼寧省・大連の海岸沿いを寄り添うように“散策”したが、翌6月12日に予定されていた、シンガポールでの米朝首脳会談を前に、「中朝同盟」が繰り出す手の内を明かさぬ盗聴対策の一環だった。盗聴され易い屋内を避け、記録担当者も帯同せず通訳官のみでの“散策”であった。両氏ともに、自国の治安要員すら信用できない境遇にある、ということだ。

金委員長が、痩せ細るほど怖がっているクーデター.
 反り返った姿勢で虚勢を張る北朝鮮だが、実は金委員長、内心ビクビクしながら米朝首脳会談の地・シンガポールに就いたのだった。
 米紙ワシントン・ポストは5月22日、「金委員長は、米朝首脳会談で北朝鮮を離れている間、軍事クーデターや自身を追い落とす内部的な動きが起きる事態を心配している」、と報じ、また、韓国の朝鮮日報も5月30日、「米朝首脳会談の場所が外国なので、金正恩体制に不満を持つ勢力があれば、何らかの行動を起こす時間を確保できる」、という消息筋の話を紹介している。
 父・金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去で2011年12月以降、最高指導者の地位に君臨する金委員長だが、過去の外遊は2回にとどまる。訪問先も隣接する中国一国のみで、委員長の動静を隠密にしておくべく、北朝鮮の国営メディアが外遊を伝えたのは帰国の途に就いた後だった。この事、金委員長の恐怖心を物語っている。

9回も、暗殺未遂に遭った習主席.
 習主席は、昨年12月24日、会議が終わって専用車両に乗ろうとした際、爆発物の炸裂に遭遇した。習主席は、北京市内の中国人民解放軍直属の「中国人民解放軍総合病院」に緊急搬送された。
 習主席を狙った暗殺未遂事件は、過去5年間に少なくとも8回発生していると推定され、昨年12月の爆殺未遂が9回目となる。
 習主席は政敵や反対派幹部の追い落としを狙い、“反腐敗運動”を推進。汚職容疑などで多くの幹部を粛清している。それ故、習主席を狙う党・軍の幹部も多い。
 2015年9月、北京で挙行された「抗日戦争勝利70年観兵式」で、車両のサンルーフより身を乗り出した際や、天安門城楼に立った際にも、習主席の表情はいかにも眠たげで冴えなかった。暗殺への恐れ・不安から、前夜一睡もできなかった結果だろうか。

 習主席が弾圧するのは政敵や反対勢力ばかりではない。欧米の思想・宗教も弾圧し、学校などでのクリスマス祝賀行事を厳禁している。
 そのためか、昨年12月24日のクリスマス・イブに起きた爆殺未遂事件では、ネット上に、次の様なメッセージが駆け巡った、《習主席がサンタクロースから復讐を受けている》と。
 クリスマス・イブに起きたその暗殺テロは、「クリスマス・テロ」とでも言えよう。はて、今年もクリスマス・テロは?

* * *

 『独裁君/末路は惨め/世の習い』
習主席であれ、金委員長であれ、独裁者の末路が惨めなことは、歴史が証明している。
 ついでに川柳もう一句、『求利益(ぐりやく)の/異常・狂気も/また然り』


★産経ニュース『【野口裕之の軍事情勢】「クリスマステロ」に怯える!? 習近平氏 クーデターにビクつく金正恩氏と励まし合う?』(2018.6.11)、より.
★上記へのリンク http://www.sankei.com/premium/news/180611/prm1806110004-n1.html

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