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【次世代の小型原子炉】

SMR(小型モジュール炉).
 CO2を排出せずに、高い安全性を持つ『革新的・次世代・小型原子炉』が脚光を浴びている。
 自民党総裁選でも、新総裁の座を射止めた岸田文雄氏を始め、複数の候補者から『SMR(小型モジュール炉)』や『小型核融合炉』の有用性を指摘する声が出された。
 自民党総裁選で岸田氏は、「今後、SMRあるいは小型核融合炉、といった技術に繋げていく事が大事になる」と語った。
 同じく総裁選に出馬し、岸田新総裁の下で政調会長に就いた高市早苗氏も、「これからの安定的なエネルギーという事で一番近いのがSMR。(これを)安全保障上、地下に立地する」と説明。
 更に、「小型核融合炉開発を国家プロジェクトとする」と語り、次期エネルギー基本計画の修正を示唆した。
 中でも、2020年代後半の実稼働に向けて動きが活発なのは、SMR(小型モジュール炉)だ。
 SMRは、原子炉全体を一つのモジュールとして生産し、現地に運搬して設置できるため、品質管理の容易化や工期短縮が図れる。
 また、万一の事故時には、大型炉の場合はポンプなどでの冷却が必要だが、SMRは冷却剤の自然循環などで除熱できるなど安全性が高く、ポンプなどの機器が不要な分、初期投資が少なくて済み、既存炉と比べてもコスト競争力が期待できる。

小型核融合炉.
 小型核融合炉は、プラズマを発生させてその中で核融合を起こさせる仕組み。
 しかし、プラズマの安定化が難しく、地震など外的な要因で直ぐにプラズマ状態を維持できなくなる。そのために核融合が止まってしまい、その点、逆に、安全性が高いと言えよう。更には、使用済み放射性廃棄物が発生しない、という利点もある。

脱原発の韓国でも、SMR開発.
 脱原発路線を掲げた韓国も、SMR開発には力を入れる方針とされ、世界的にみると革新的次世代小型炉の分野には追い風が吹く。


★産経ニュース『【経済インサイド】自民総裁選で脚光の次世代小型原子炉 コスト競争力、安全性高く』(2021/10/4)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20211004-7N33STQ2JZIBPPELJWIKDTCCGA/

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