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【『緑茶の抗肥満作用』に関する研究】

 緑茶に豊富に含まれる『カテキン』には、肥満を抑制する働きがある。
 ただ、効果を得るためには、緑茶を毎日大量に飲む必要がある。それ故、継続は難しい。
 そこで、九州大の研究チームは、身近な『ある食べ物』を同時に摂取する事により、従来の半分の量の緑茶で、抗肥満作用を発揮する研究をし、その物質を突き止めた。

抗肥満には1日緑茶6杯.
 カテキンは、ポリフェノールという物質の一種で、緑茶に多く含まれ、苦み・渋みの元となる成分。
 また、血糖値を抑え、肥満・生活習慣病の予防、更には、感染症・虫歯・口臭なども防いでくれる。

 九州大によると、カテキンが抗肥満作用を十分に発揮するには、少なくとも300mg/日の摂取が必要だという。具体的には、急須で入れた緑茶だと、約100mℓの茶碗で、1日に6杯が必要とのこと。

機能性フード・ペアリング.
 九州大の研究チームは、緑茶と一緒に摂取する事で、カテキンの抗肥満作用が強まる食べ物を探す研究を始めた。
 結果、かんきつ類に由来するポリフェノールの一種『ヘスペリジン』に効果があると判明。続いて、カテキンと一緒に摂取すると、抗肥満作用が増強される事を実証する実験に乗り出した。
 九州大の立花宏文・主幹教授は、「カテキンの抗肥満作用は、(中略) ヘスペリジンと一緒に摂取すると増強され、十分に発揮されることを実証できた・・・ 」と語った。

効果倍増の果物はミカン.
 カテキンの効能を高めるヘスペリジンは、具体的には、温州ミカンの実と皮の両方に大量に含まれている。
 実際のミカンの可食部に含まれる量から換算すると、実の3~4個分で、この個数を毎日緑茶3杯と共に摂取すれば、カテキンの抗肥満作用が期待できると判明。
 カテキンとかんきつ由来ポリフェノールとの組み合わせは、抗アレルギーや筋萎縮予防などへの効果も指摘されている。

 立花・主幹教授は、「機能性フードペアリングは多様な組み合わせが考えられ、大きな可能性を秘めている。今後も実証実験を続けていきたい」と話している。

●九州大というと、ドイツの精神医学者・シュルツ博士が開発した『自律訓練法』(インスタント禅とも)の詳細を紹介した、成瀬伍策・博士が所属していた大学で、親近感を感じる。


★産経ニュース『【びっくりサイエンス】緑茶の抗肥満作用を倍増する身近な食べ物とは』(2021/10/23)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20211023-5Z647YJ5JZIRNM43QWVRDDPGX4/

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