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【新型コロナの飲み薬、実用化迫る】

新型コロナ『飲み薬』
 『飲み薬』開発の先頭を走る米製薬大手メルクは、重症化予防効果を確認し、米当局に緊急使用許可を申請。
 飲み薬なので、自宅療養者も簡単に服薬できる。それ故、医療現場の負担軽減に繫がると期待されている。
 軽症と診断された自宅療養者が急変し、亡くなるケースが相次いだパンデミック第5波の経験を踏まえ、投与が簡単な飲み薬への期待が高まっている。
 経口薬(飲み薬)であれば、かかりつけ医が直ぐに処方でき、早期診断から早期治療へと繫がる、という訳だ。

開発の現状.
 国内外の製薬メーカーが飲み薬の開発を急いでいるが、その対処の仕組みは様々。
 米製薬大手メルクが開発している『モルヌピラビル』は、新型コロナウイルスがヒトの細胞に侵入し、増殖しようとする際に関わる酵素(RNAポリメラーゼ)の働きを阻害する仕組みだ。
 スイス・ロシュもRNAポリメラーゼ阻害剤を開発しているが、軽症や中等症の患者では、ウイルス量の明らかな減少を確認できなかった。

 一方、米ファイザーや日本の塩野義製薬の飲み薬は、新型コロナウイルスが細胞内で増殖する際の、タンパク質分解に必要な酵素(3CLプロテアーゼ)の働きを阻害する仕組みを採っている。
 塩野義は9月に、有効性と安全性を確かめる治験を国内でスタートし、年内の承認申請を目指している。

 日本の政府も、飲み薬をワクチンと並ぶ新型コロナ対策の切り札として位置付けている。
 米製薬大手メルクの『モルヌピラビル』に関しては、米政府が170万回分、オーストラリアが30万回分を契約した。ワクチンの確保で出遅れた韓国・タイ・マレーシアなどのアジアの国々も、供給契約の協議を進めており、日本政府の対応も急務だ。

●我が国の名誉回復のため、『塩野義製薬』に期待したい。


★産経ニュース『飲み薬実用化迫る、5類相当引き下げへの議論深まるか』(2021/11/3)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20211103-G7GU6MOHVBI2XHXQSZBXGMTLJU/

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