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【新型コロナ予報】

『新型コロナ予報』
 東北大などの研究チームは、向こう1週間の“新型コロナ新規感染者数”を予測した『新型コロナ予報』の配信を開始。世界初の快挙だ。
 未だ公開実証実験の段階だが、予測値は、実際の値とほぼ一致している。
 この予報が実用化されれば、外出を控えるかどうかの予定が立て易くなるだけでなく、医療機関などの患者受け入れ態勢の準備にも役立ちそうだ。

下水データから予測.
 予測は、仙台市内の下水に含まれている新型コロナウイルスの濃度を分析して行っている。
 下水試料から新型コロナの遺伝子を検出し、濃度の推移を分析すれば、過去と比較する事で拡大・縮小の傾向が分かる、という訳だ。
 濃度変化は、保健所などの集計より1週間程度早く表れ、感染者が発症して医療機関を受診するより早く、無症状状態から実態が分かる。
 過去1年以上の仙台市内に於ける下水中の新型コロナウイルス濃度の調査結果と、同市内に於ける新規感染者数の推移データを人工知能(AI)に読み込ませた。そして機械学習(ニューラル・ネットワーク)によって、1週間先の新規感染者数を予測するシステムを構築した。

病床不足解消への活用.
 この取り組みを指揮する佐野大輔・東北大教授は、「感染の拡大・縮小の傾向がどうなりそうかを把握して、日々の生活に於ける感染対策に生かして欲しい。医療機関などでは、向こう一週間に必要な病床数や、人員配置などの計画に役立てられる可能性もある」と話す。
 今回の予測の対象は仙台市内だけだが、下水中の新型コロナウイルス濃度の長期的な調査データと、過去の新規感染者の推移のデータがあれば、この予測システムを、他の地域で利用できる可能性がある。

●『疫学』の領域では、下水は感染の実態を映す鏡と呼ばれているそうだ。
 さすが、専門家の着想は素晴らしい。


★産経ニュース『【クローズアップ科学】世界初の新型コロナ予報 感染者数を予測し配信』(2021/11/14)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20211114-GHRR6QVNRBNXTLTCPMVGI6DLZI/

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