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【オウム真理教・教祖の死刑執行と、その報復】

 先月1/18、最高裁は元オウム真理教信者の高橋克也・被告の上告を棄却し、高橋被告の無期懲役が確定した。
 これで一連の、オウム真理教の刑事裁判は全て終結した。
 関連事件の共犯者が逃亡中だったり、死刑因に出廷の必要がある場合には、通常、「死刑執行」はなされない。
 しかし裁判全てが終結したので、焦点は13名のオウム真理教・死刑因の「執行」に移る。

 麻原彰晃・教祖が逮捕されたのは、今から23年前の1995年5月。その後2006年9月、最高裁で死刑が確定した。
 目下、教祖を含む複数の教団幹部が、再審請求中と伝えられる。以前、再審請求中には
刑の執行は控えられていた。
 ところが昨年、法務省は、「再審請求中といえども、死刑は執行する」、との歴史的な方向転換に踏み切った。再審請求を盾にしての死刑執行逃れは、もはや不可能となった。

 通常、死刑執行のゴーサインは法務大臣が出す。ところが、麻原教祖のような重要死刑因への執行は大案件ゆえ、総理と官房長官が指揮する政権マターとなる。
 麻原死刑因への執行は、遅くとも今年中だろう。これには「恩赦」が絡む。
 来年5月には元号が変わる。それに伴い、通例、恩赦がある。
 万一、麻原死刑因が恩赦となり、無期懲役にでも減刑されれば、世間の怒りが爆発しかねない。
 したがって、麻原教祖の死刑執行は、改元前年である今年と見られる。

 麻原教祖の処刑には大きなリスクが伴う。
 今なお、麻原を唯一無二の教祖と崇め、帰依している信者は少なくない。
 現在の信者数は、オウム真理教の後継団体「アレフ」に約1,500人、元幹部・上祐裕史氏が率いる「ひかりの輪」に約150人、「アレフ」から別れた「第3グループ」に約30人がいる。この他ロシア国内でも、約460人の元信徒らが活動を続けている。なかんずく、麻原死刑因に対する帰依が最も鮮明なのは「アレフ」。
 教祖処刑に衝撃を受けた信者の一部が、「報復」に走る可能性がある。
 「報復のターゲット」は、死刑執行を主導した安倍総理と菅官房長官、更に、形式的とはいえ、執行命令書にサインした上川法相らの政府関係者となるだろう。

報復のシナリオ.
●ドローンを使って、サリンなどの猛毒・化学薬品を官邸周辺に散布したり、搭載した高性能爆弾で攻撃する。
●官邸や内閣府などに潜り込ませた信者を通じ、総理などに毒を盛る。

 常軌を逸した麻原信奉者がしでかす事態は、計り知れない。


★「アサヒ芸能」2/8号、『浅原彰晃「死刑執行」で、安倍総理は「毒殺」される』、より.

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