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【いつか来た道、大統領の末路】

盧武鉉と文在寅の両氏.
 第16代大統領・盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏と、第19代大統領・文在寅(ムン・ジェイン)氏の経歴は瓜二つ。二人とも韓国南西部の慶尚南道出身で、貧しい境遇から身を起こし、共に法曹界を経て政界入りしている。二人とも民主化運動に参加し、後に進歩系政党から大統領に立候補して当選している。ここまで似通った経歴を持った二人であるから、文氏の今後は、盧氏の行跡が参考になる。
 文政権に、内政・外交・経済・福祉で目立った成果がない場合、たちまち進歩派の「ロウソクデモ」や保守派の「太極旗デモ」が発生し、政権を窮地に追い込む事は、過去の政権に於いて立証済み。
 何れ韓国人は文政権に失望し、「全ては文大統領のせいだ! 」と叫び出すだろう。かつての盧政権の末期がそうであったように。
 盧氏の退任後には、側近や親族が相次いで不正献金疑惑で逮捕され、氏自身も、不正資金疑惑で検察庁から事情聴取を受けた。
 盧氏は、2009年の飛び降り自殺の2ヶ月前、「政治、するな。得られる事に比べ、失う事の方が遥かに大きいから」、また「大統領になろうとした事は間違いだった」、と韓国大統領になった事を後悔する文章を残している。

支持率の下落.
 韓国の世論調査会社「韓国ギャラップ」の調査結果によると、文氏の支持率は45%で過去最低だった。一方、不支持は2ポイント上がり46%で、昨年5月の政権発足以来最高となり、初めて支持と不支持が逆転した。
 不支持の最大理由は、相変わらず「経済・国民生活の問題解決不足」(47%)。この他「最低賃金引き上げ」・「雇用問題」・「庶民の生活苦」などを加えれば、経済や国民生活での不満が55%以上となっている。

やはり出た不正疑惑.
 文大統領の長女と家族が昨年7月、東南アジアに移住したことが明らかになり、移住の背景や現地での警護費用などを巡り波紋が広がっている。
 これは、最大野党・自由韓国党の議員が明らかにしたもので、文氏の長女は昨年4月、夫からマンションの贈与を受けたが3ヶ月後に売却し、その年の7月、夫や息子(文氏の孫)と共に東南アジアに移住した。当該マンションは、夫が文氏から購入したもの。
 野党議員によると、「夫が勤めていた企業に韓国政府から不当な支援金があった」、「資産差し押さえ逃れのため、急いで贈与・処分した」等の情報があるとし、大統領府に対し、移住した理由や現地での警護費用などの情報公開を求めた。また、文氏の孫が通っていたソウル市内の小学校の書類も提示した。
 大統領府は、「子供の教育は移住の理由ではない」とし、「学校関連の書類公表は個人情報の侵害で、相応の措置を取る」と反論した。
 文氏の長女一家の海外移住は、法律には抵触しないが、大統領在任中の家族の海外移住は初めて。小学生に海外で教育を受けさせることに加え、不動産の贈与や売買の情報もあり、「何らかの事情があるのではないか、その理由が気になる」、との報道もある(朝鮮日報)。
 国家元首・文大統領の娘と孫の海外移住は、現在、政権攻撃の好材料にされている。

* * *

 とうとう始まった。師匠の故・盧武鉉氏が宣ったではないか、「政治はするな」って。


★iRONNA(オピニオン・サイト)『盧武鉉の「生き写し」韓国新大統領、文在寅の末路が目に浮かぶ』
(元在韓ジャーナリスト・竹嶋 渉氏)、
★上記へのリンク https://ironna.jp/article/6532

★産経ニュース『文在寅韓国大統領「不支持」が「支持」上回る 政権発足後、初』(2018.12.21)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/world/news/181221/wor1812210017-n1.html

★産経ニュース『文大統領の娘、孫が海外移住 理由や警護費用めぐり波紋』(2019.1.30)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/world/news/190130/wor1901300022-n1.html
より.


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