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【「司法判断」を巡る二枚舌】

ダブルスタンダード.
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領の最側近である、慶尚南道・知事の金慶洙(キム・ギョンス)被告への実刑判決に対し、与党『共に民主党』が担当判事への攻撃を強めている。
 『共に民主党』は、別件で逮捕された前最高裁長官一派による「報復だ」と反発し、担当判事の弾劾にまで言及して圧迫。
 ところで、徴用工訴訟で反発する日本に対して韓国は、「最高裁判決を謙虚に受け入れよ」と主張するが、これとは矛盾するダブルスタンダード(二重基準)が、今般、浮き彫りになった。

身内に甘く、他人には厳しく.
 与党『共に民主党』の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表は、元党員らによる『世論操作事件』(脚注参照)で、ソウル中央地裁が金被告に懲役2年を言い渡したのに対し、前最高裁長官の梁承泰(ヤン・スンテ)容疑者グループによる“組織的抵抗”とみて、激しく反発している。
 前最高裁長官の梁容疑者は、朴槿恵(パク・クネ)前政権の意を汲み、徴用工訴訟の審理を故意に先送りした司法介入疑惑で、先月、逮捕された。与党は、金被告の1審の担当判事が、かつて梁容疑者の部下だった事から、その担当判事を“梁容疑者の側近”と決め付け、文政権に報復するために恣意的な判決を下したと言い張り、担当判事の弾劾をも検討している。
 しかし過去には、情報機関の裏金授受事件に於いてこの判事が、前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告に懲役8年を言い渡した際、同党は「司法正義の実現」などと評価していた。
 ダブルスタンダードに加え、与党による露骨な政治的圧迫に、法曹界や専門家からも「司法の独立と三権分立を損ねる」、「控訴審の判事への圧力だ」、といった批判が上がっている。

文氏、都合が悪くなると沈黙.
 徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じた最高裁判決について、文氏は反発する日本政府に対し、「三権分立に基づき、司法判断を尊重しなければならない」と要求。与党も最高裁判決を歓迎し、日本政府と企業に対し、公式謝罪と法的賠償に応じるよう求めている。
 自分の側近に対する有罪判決に対し、三権分立を蔑ろにする与党の主張をたしなめるべき立場にある文氏は、金被告への判決に対して特にコメントは出さず、沈黙を守り続けている。

注).韓国元与党々員らによる『世論操作事件』とは.
 与党『共に民主党』元党員の男らが、2017年の大統領選挙で、インターネット上の記事の評価を不正ソフトを用いて操作した事件。
 ソウル中央地裁はこの事件について、大統領選で文在寅・候補の陣営幹部を務めた慶尚南道・知事の金慶洙被告が「犯行全般に支配的に関与した」、として懲役2年の実刑を言い渡した。

* * *

 日本を怒らせ、日本から「日韓同盟を破棄する! 」、そしてアメリカを怒らせ、アメリカから「米韓同盟を破棄する! 」と言い出させようと目論む、北朝鮮出身大統領だとか。


★産経ニュース『文在寅氏側近有罪で 「三権分立」無視する韓国与党』(2019.2.3)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/world/news/190203/wor1902030018-n1.html

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