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【文政権、脱北者を弾圧】

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、約3万人いる脱北者に圧力をかけている。脱北者たちの対北批判を封じ込めようと、講演などの活動を止めたり、補助金を停止したりしている他、個人の監視活動も行っている。
 最近の脱出者は中朝国境を越えても、韓国には行きたがらない。

脱北者への人権侵害、米国が警告.
 米国務省の『国家別人権報告書』はこれまで、北朝鮮による人権侵害を告発してきた。
 ところが今年は北朝鮮と共に、韓国政府の脱北者への圧力も批判対象に挙げた。韓国が取り上げられるのは初めて。
 南北首脳会談を重ね、北朝鮮への制裁解除を主張して融和路線をひた走る文大統領は、『北朝鮮の人権問題』について一度も語ったことがない。また文大統領は、3万人を超える脱北者と一度も面会していない。平壌の機嫌を損ねることは一切、行わないだけでなく、北朝鮮の政治弾圧を告発しようとする脱北者たちに圧力をかけている。脱北者は、警備を口実に当局から監視されてもいる。

 脱北者は非政府組織(NGO)を結成し、北朝鮮の民主化に向けた活動を行ってきた。NGOの中には米政府の支援を受けていたり、米NGOと連携したりしているものもあるため、文政権による脱北者団体への干渉や監視、支援中止などが米国に逐一伝わっており、この度の報告となった。

文政権の韓国は『危険な国』
 韓国には脱北を助ける『脱北ビジネス』があり、このブローカーが韓国当局の圧力を受けるケースが出ている他、脱北の経路や当事者の脱北動機などを、情報当局などから追及されている。
 また、仲介ブローカーが脱北者を韓国に行かせないケースも出てきている。現在の韓国では、脱北者に対する当局の嫌がらせや「定住や就職でも差別がある」、との情報が拡散しているためだ。脱北者にとって、文政権下の韓国は『安住の地』ではなくなりつつある。
 更に、脱北後に欧米や日本で活動する北朝鮮出身者も監視対象になっている。韓国々外で催されるシンポジウムなどに脱北者が出席する場合、韓国政府関係者が脱北者らの発言内容をチェックしている。脱北者の動向は、北朝鮮だけでなく韓国にとっても警戒対象なのだ。

 韓国に昨年秋、金正恩(キム・ジョンウン)委員長を称賛する組織『白頭称賛委員会』ができた。『白頭』とは中朝国境に位置する朝鮮民族の聖地とされる白頭山を指している。
 この委員会傘下の『韓国大学生進歩連合』は、2016年に亡命して韓国入りした、北朝鮮元駐英公使・太永浩(テ・ヨンホ)氏を脅し続けている。太氏は金正恩体制を厳しく批判し、その実態を暴露している人物だ。
 太氏の北朝鮮批判を封じ込めようと、同連合は『太永浩逮捕決死隊』を結成し、太氏に脅迫電話をかけたり、講演を妨害したりする嫌がらせを繰り返している。太氏は昨年11月、韓国々会の討論会でこの妨害の実態を暴露したが、文政権も韓国警察も放置したままだ。
* * *

 ハノイで行われた第2回米朝首脳会談が決裂し、『米朝の仲介役』たらんとしていた文大統領は面目丸潰れ。それを挽回しようと、アメリカに何とか頼み込んで近々の訪米。その際、この弾圧も厳しく追及されよう。『カッコマン』たらんとする文大統領に、米朝ともウンザリ感が漂っている。

★産経ニュース『【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】韓国を避ける脱北者 文在寅政権が嫌がらせ』(2019.3.30)、より.
★上記へのリンク https://special.sankei.com/a/international/article/20190330/0001.html

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