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【文在寅/場所わきまえず/北称賛】

『顕忠日』に、北朝鮮の英雄を称賛.
 韓国では、朝鮮戦争の戦没兵士を悼む『顕忠日』(6月6日)が国家記念日になっているが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今年の顕忠日・追悼演説で、事もあろうに、朝鮮戦争で韓国と戦った北朝鮮軍の英雄を称賛してしまった。戦没者遺族や世論などは『大統領の奇々怪々な歴史観』にあ然で、有力紙も、「地に眠る英霊たちが痛哭するだろう」と非難。

 文大統領が称賛したのは、日本統治時代、田中義一・陸軍大将暗殺未遂事件などを起こしたテロ集団『義烈団』や抗日軍事組織『朝鮮義勇隊』を作った金元鳳(キム・ウォンボン)氏。
 金元鳳氏は大戦末期、在中国・『大韓民国臨時政府』の軍隊と称する『光復軍』副司令官だったが、戦後は北朝鮮の建国に参加して国家検閲相などを歴任し、対韓国工作を担当した。また朝鮮戦争の功績で、北朝鮮から勲章まで授与されており、韓国人にとっては正に『敵』。

 ところが文大統領は、『顕忠日』(前記『戦没者慰霊日』)の演説で、「臨時政府は中国・重慶で左派と右派を統合して光復軍を創設し、金元鳳氏が率いた朝鮮義勇隊も光復軍に編入された。統合された光復軍は大韓民国々軍のルーツとなった」、と語った。朝鮮戦争々没者慰霊日の演説で、敵側の功労者を称賛したので列席者はビックリ。更に演説の内容が、史実を無視した奇々怪々だった。
 例えば、光復軍は実戦に参加ししておらず、連合軍に相手にもされなかった。日本統治時代、共産主義者・民族主義者・右翼など朝鮮の抗日運動家が上海に集って、亡命政府を名乗ったのが『大韓民国・臨時政府』である。臨時政府は、国際的に認知されようと光復軍を編成した。その中に金元鳳氏の朝鮮義勇隊も入っていたが、実際のところ、光復軍は蒋介石氏の中国々民党の傘下にあった。
 また光復軍は、文大統領が言う様な韓国軍のルーツではない。戦後の韓国は、1948年まで米軍政下にあり、米軍政庁は南朝鮮・国防警備隊(韓国軍のルーツ)を創設したが、兵士の多くは旧日本軍や満州国軍出身者で、光復軍出身者は殆どいなかった。一体、金元鳳氏の来歴の何処が、韓国軍のルーツに繫がるのか全く分からない。
 因みに、金元鳳氏は朝鮮戦争後、金日成氏の延安派(中国派)や南朝鮮労働党派(韓国からの越北グループ)の大粛清を受けて失脚し、その後、粛清されている。

遺族に『南北首脳・笑顔のツーショット』写真を配布.
 顕忠日2日前の6月4日、北朝鮮軍の攻撃で犠牲となった韓国々民の、遺族を青瓦台(大統領府)に招いて昼食会が催された。
 ここでも、文大統領の無神経さが遺族を驚かせた。出席者に配布された冊子に、文大統領と金正恩氏が手を取り合い、和解を喜ぶ写真が収録されていたのだ。遺族らは、「衝撃で、食事が喉を通らなかった」、と韓国メディアに語っている。
 遺族らはこの席で、「北朝鮮が和解を言うなら、先ずは朝鮮戦争についての謝罪をすべきで、謝罪なき和解は偽善だ」、と文大統領に詰め寄った。しかし大統領はこれに答えず、また大統領府もこの遣り取りを公表しなかった。後日、出席していた遺族が、韓国メディアに公表して緊迫の様子が明らかになった。
* * *

 矢張り、文大統領は何かおかしい。認知症の入り口・MCI(軽度認知障害)の噂が囁かれており(cf.当ブログ【文氏のボケ疑惑】(2019/06/01))、トランプ大統領にコケにされ、駐韓アメリカ大使に「日本とは上手くやれ ! 」と釘を刺され、金正恩氏にボロクソに言われ、習近平氏に露骨に嫌われ、そして、日本の首相にまで・・・・ それでも、いつもニコニコ文大統領。矢っ張り可笑しい。


★産経ニュース『【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】北朝鮮の英雄を称賛 文在寅大統領の奇怪な歴史認識』(2019.6.15)、より.
★上記へのリンク https://special.sankei.com/a/international/article/20190614/0003.html

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