SSブログ

【国民皆歯科健診】

歯の健康.
 「高齢になっても多くの歯を残し、最後まで自分の歯で食事を摂り続けたい」、と多くの人が願う『歯の健康』。
 国民皆歯科健診を導入しても、早期の虫歯を見つけて削るだけでは、長い人生に於ける歯の健康は期待できない。
 歯科健診で見つかる歯周病や口腔の機能低下など、ブラッシング指導や口腔ケアといった予防的アプローチが必要だ。

歯科健診.
 政府は経済財政運営の指針『骨太の方針』案に、『生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)』の検討を盛り込んだ。
 現在、乳幼児・小中高生らを対象に、歯科健診が自治体などに義務付けられている。また、約7割の自治体では、40歳から10年ごとの節目に歯周病検診などを行っている。

歯科医療.
 国民皆歯科健診と言っても、健診が義務付けられる訳ではない。
 この健診が提案された背景には、歯の健康が全身の健康に直結すると分かり、歯科医療が見直されてた事がある。特に注目されるのが予防的な指導やケアだ。
 例えば歯周病の治療は、糖尿病のコントロールにも良いし又、嚙んだり飲み込んだりできる歯と口を維持する事は、認知機能の低下を防いで介護予防に有効、などという事も分かってきた。
 歯科健診で、口腔内の不衛生・初期の歯周病・滑舌の低下・飲食時のむせ等を見つけ、丁寧なブラッシング指導・口腔ケア・嚥下リハビリ等を行う事に意味がある。健診受診者の生活の質が向上し、医療費の効率化に寄与する可能性もある。

問題点.
 問題は、こうした治療・ケアが、どの地域でも提供できるようになっているかである。提供体制が不十分なら、健診だけ充実しても歯の健康は実現できない。
 従来型の歯科治療で削ったり抜いたりする事に比べ、手間がかかる割に収入が見込めず、専門職の不足も指摘されている。
 これでは健診後が心許ない。歯科医療に於ける予防的なケアや指導の提供方法も含めて考えて欲しい。

* * *

 小生の歯は、少々危ない状態なので、毎食後,歯ブラシ・歯間ブラシ・糸ようじ(デンタル・フロス)で手入れをしている。
 それでも、少々ではあるが痛みを感じる事がある。そうした場合、ヨウ素とグリセリンを主剤とした『口腔咽喉塗布剤』(大正ルゴール・ピゴン)を患部に塗布(染みなし)して凌ぎ、幸い平成15年頃から、歯医者のお世話になった事が無い。
 地元自治体の『国民皆歯科健診』を期待したい。


★産経ニュース『【主張】国民皆歯科健診 治療も予防への目配りを』(2022/6/6)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20220606-TXL6S4UBARPNDBN4YR6H3XTNGA/

nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

Jerometex

Труба профильная нержавеющая

Source:

<a href=https://artel-met.ru/katalog/armatura/>Труба профильная нержавеющая</a>

by Jerometex (2022-06-11 13:01) 

Jerometex

Шпунт Ларсена

Source:

<a href=https://artel-met.ru/katalog/kvadrat-nerzhaveyushchiy/>Шпунт Ларсена</a>

by Jerometex (2022-06-13 14:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。