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【中国高官のロシア評】

 中国の高玉生・元駐ウクライナ大使(74)がウクライナ問題に関し、「ロシアの敗戦は時間の問題だ」と論評したが、インターネットからは削除された。
 習近平・政権は、ウクライナ問題で実質的にロシア寄りの姿勢で、政権と異なる見解の拡大を警戒し、高氏の論評を削除した模様。

高氏の論評.
 高氏は在ロシア大使館での勤務などを経て、2005~07年に駐ウクライナ大使を務めた。
 高氏は戦況について、「軍事・経済面などに於けるロシアの優勢は、ウクライナの頑強な反撃と、西側諸国の巨大で持続的、有効な援助により打ち消された」と分析。
 現代の戦争は、軍事・経済・政治・外交・宣伝・情報に及ぶ『混合(ハイブリッド)戦争』で、ロシアはほぼ全分野で勝ち目がない、との見解。
 ロシアの衰退が西側諸国の制裁で進んでおり、プーチン大統領の下での『ロシアの復興』は不可能、との認識も披露。
 高氏はロシアのウクライナ侵攻について、「冷戦後、最も重要な国際的な出来事だ。ポスト冷戦期を終結させ、新たな国際秩序を開く」と主張。今後ロシアは、重要な国際組織から追放され、国際的地位が低下するとも予測。
 国際社会への影響について、将来的には、米国や西側諸国によって、国連などの国際組織の改革が進められる他、「ロシアなど、一部の国が排斥される」という可能性にまで言及。

 また日本とドイツが、第二次大戦の敗戦国から完全に脱却し、「軍備の拡大を加速させ、政治大国の地位を積極的に得ようとする」、とも予測している。

●追い詰められたプーチン大統領の、戦術核使用が懸念される。


★産経ニュース『中国元大使 「露敗戦は時間の問題」 露の国際的地位低下も予測 ネットでは削除』(2022/5/12)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20220512-4N2ITFFJ6VP57OQ3JAB5TRI25Q/

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