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【安倍氏の先見眼】

 亡くなった安倍晋三・元首相を惜しむ声が海外で絶えない。
 米国、インド、ブラジル、台湾などは国としての服喪や公的機関での半旗掲揚を行った(日本は遅れて首相官邸で半旗を掲げた)。
 海外メディアでは、安倍氏が首相に就任した当初、「歴史修正主義者」などと呼び、ナチスのように危険視する傾向もあったが、今やそんな論調は何処にもない。むしろ、安倍氏のビジョンや政策に深い理解を示している。

海外メディアは高く評価するのに・・・
 今や「世界における日本の地位を塗り替えた」(米誌タイム)、と評される安倍氏の「自由で開かれたインド太平洋」構想。
 しかしこの構想、当初、世界の多くの識者は、「安倍氏は挑発的で危険だ」、と考えていた。
 当時の国際社会には、中国の覇権への警戒心がなく、その脅威を認識していた安倍氏が、逆に危険視された。
 安倍氏のビジョンは先見的で、それを理解できない者には危険に映ったのだが、今やそれが間違いでない事を国際社会も認めている。日本国民の多くも、やっと「理解し始めた」。
 ところが、理解できない日本人もいる。国内の『反アベ』のメディアや言論人だ。彼らは未だに安倍氏を危険視し続けている。
 銃撃事件の翌日、毎日新聞も朝日新聞も、「安倍氏の政治姿勢は強硬だった」、と相変わらず批判。

宗教団体?
 事件の容疑者の旧統一教会への恨みが安倍氏に向かったと明らかになると、旧統一教会との関係が、殺された一因のように受け取れる報道が展開された。
 選挙で選ばれる政治家だから、多くの宗教団体と付き合いがあり、選挙の関係で関連団体と形式的に付き合っていただけだ。
 反アベ派は、海外からの安倍氏の評価の高さにたじろぎ、その価値を打ち消そうと必死のようだ。

安倍氏の人柄.
 安倍氏は、人の話をよく聞き、間違いは直ぐに改めた。即時に判断し、いつも適格だった。勘のよさは抜群だった。ユーモアがあり、細かな心遣いができた。付き合った人は安倍氏を大好きになった。敵対するメディアの記者も同じだった。
 保守を標榜したためか、「軍国主義者」などと批判されたが、命を軽んじた旧日本軍の作戦には否定的で、軍国主義にも批判的だった。

 安倍氏は50年後、100年後を見通して国家ビジョンを構想し、それは世界に通用するものだった。日本だけでなく、世界が必要とする、なくてはならない存在だった。その人を失った。未だにそれを理解できない近視眼の国内メディアや言論人は、不明を恥じたらどうなのか。


★産経ニュース『それでも反アベ・・・ 偏狭なる日本メディア』(麗澤大学教授・八木秀次氏)、(2022/7/22)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20220722-E4NVFDROKFMF7JSC6DQAEOIWLQ/

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