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【貿易戦争、韓国に勝ち目なし】

遂に本音が.
 日韓貿易戦争を巡っては、韓国々内の感情論ばかりが伝えられているが、韓国人の全てがそうした動きを歓迎している訳ではない。実情を知る専門家達の中から、遂に“弱気な本音”が漏れ始めた。

 韓国サイトの『ニューデイリー』は、「韓日貿易戦争に勝ち目なし。専門家達は“感情自制”を訴えている」、と伝える。
 また韓国々会で開かれたセミナーで、外交や経済の専門家達が、「韓日間で経済・貿易紛争が拡大すれば、韓国に勝算はない」と、下記の理由を示している。

●韓国には、輸出規制で日本に圧力をかける手段がない。
●日本が関税率を引き上げる余力があるのに対し、韓国は既に高い関税率を適用している。
●経済的基盤や高度な技術で、日本の方が圧倒している。

専門家達の意見.
 韓国の専門家達は、「日本を敵視する態度を収め、両国関係を復元すべきだ」、と提言。
 政府系シンクタンクの『韓国経済研究院』は、「韓日貿易紛争が続けば、韓国の方がより甚大な被害を受ける事となり、最終的には中国が漁夫の利を得、韓国の電気・電子産業の地位が中国に奪われる」、との見解を示した。
 仁荷大学・国際通商学部のチョン・インギョ教授は、「産業貿易の構造上、韓国が日本を制圧する手段がない。」
 また、西江大学・国際大学院のホ・ユン教授も、「日本製品の不買運動と日本観光自制議論は、国民感情上は理解されようが効果は未確認である。一方、日本には保護主義措置と認識され、再報復の名分を与えてしまう」、と述べている。
 更なる報復によるGDPの減小値 ➜ 韓国は3・1%、日本は1・8%と見込まれる。
 更に、韓国が物資の調達に失敗した場合、韓国のGDP減少値は4・2~5・4%にまで落ち込んでしまう。
 日韓両国企業の競争力が落ちれば、その間隙を縫って、中国企業が進出して来るだろう。

●漸く冷静で自制的な意見が出て来たのは朗報だが、韓国トップの文大統領が在任中は『感情論』優先で、進展はないだろう。

★「週刊ポスト」8/16・23号(89頁)『ついに韓国国内に現れた「貿易戦争に勝ち目なし」論』より.

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