SSブログ

【iPS細胞で、脊髄損傷を治す】

脊髄損傷を治す.
 昨年、慶応大などの研究チームが、iPS細胞から神経の元になる細胞を作り、それを脊髄損傷患者に移植手術するという、世界初の臨床研究を実施した。
 手術は成功し、患者の経過は良好だという。
 脊髄損傷とは、交通事故やスポーツなどでの怪我により、背骨の中を通る脊髄の神経細胞が傷付き、手足の運動機能などを失う障害をいう。国内では毎年約5千人が受傷し、10万人以上の患者がいると見られる。障害から半年以上が経過して慢性化すると、治療法がない。

移植手術.
 チームは、拒絶反応が起きにくい免疫タイプの健常者の血液から作った、京都大の備蓄iPS細胞を使い、神経の元になる細胞を作製。
 細胞約200万個を患部に移植し、新たな神経細胞が形成されて神経信号の途絶が修復され、結果として、運動機能や感覚の回復を目指す。

iPS細胞の臨床研究・治験.
 iPS細胞を利用した国内の臨床研究や治験は、重い目の病気・パーキンソン病・心不全・頭部や卵巣のがん・再生不良性貧血などを対象に、既に移植手術が実施されている。

●不慮の事故で、突然、全身不随になってしまった方々は、見るに忍びない。この臨床研究の成功を、切に祈る。


★産経ニュース『iPS脊髄損傷治療 慶大が初移植成功』(2022/1/14)、より.、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20220114-SJAXQSRNQNOOXJ6KCKI645IE3Q/

nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。