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【軍艦島の史実】

 戦時中の朝鮮半島出身労働者の賃金体系を研究している、韓国・落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究員が、ジュネーブの国連欧州本部のシンポジウムで次の通り発言。
 「炭坑での日本人と朝鮮人との待遇を巡り、韓国内で指摘される民族差別については全くの嘘。歴史を歪曲する韓国と日本の研究者やジャーナリストは、無責任な言動を止めるべきだ。」
 李氏は、当時の炭坑の賃金台帳などから朝鮮人と日本人の賃金格差の実態を調査した結果、朝鮮人炭鉱労働者の賃金が朝鮮半島で働く教員の4・2倍になる炭坑もあったとしている。
 氏は又、「炭鉱労働者は賃金面で他の職に就く日本人に比べても優遇されていた」とし、韓国の映画などで『痩せ細った朝鮮人労働者』のイメージが広がっている事について、「当時の実際の写真を見るに、健康で壮健堂々としていた」と反論。

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 このシンポジウムでは同時に、長崎市の端島(はしま、通称・軍艦島)の元島民らが、朝鮮半島出身の労働者が戦時中、同島にあった炭鉱で差別的扱いを受けたという韓国側の主張に反論した。
 元島民らの証言は、「朝鮮半島出身者も同じ仲間として、一緒に酒を酌んだと聞いている。朝鮮人を強制労働させた『アウシュビッツのような地獄の島』という誤解が世界に広まり、島の名誉が傷つけられた」、と訴えた。元島民らのその様な証言を集めた動画も上映された。

 韓国では、いわゆる徴用工訴訟で原告側が、日本の人権侵害を国際社会に訴える動きを見せている。国際歴史論戦研の上席研究員・松木國俊氏は、「日本政府が朝鮮人に奴隷労働させたという主張は歴史的事実ではない、歪曲した反日プロパガンダだ」、と主張。
 同シンポジウムに参加した、スイスの建築家で軍艦島の研究家でもあるポーリーヌ・ルバズさん(30)は、「大変興味深かった。日韓の対立に、欧州人としてどの立場を取るかは難しいが、自国の主張は国際社会で明確に打ち出すべきだ」、と述べている。

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 韓国のプロパガンダに対して殆ど沈黙していた日本が、最近漸く、国際舞台などで反論・反撃の狼煙を上げ始めた。矢張り、言うべき事は言わねばならない。
 韓国の研究者が国際舞台で、「徴用工差別は嘘」と主張したのには驚いた。と同時に、韓国に住んでいる氏の身の安全が心配になった。


★産経ニュース『【徴用工・挺身隊訴訟】韓国研究者「徴用工差別は嘘」 2日の国連シンポで主張へ』(2019.7.1)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190701/plt1907010046-n1.html

★産経ニュース『「地獄の島」は誤解 軍艦島の元島民らが韓国側に反論』(2019.7.2)、
★上記へのリンク https://www.sankei.com/politics/news/190702/plt1907020041-n1.html
より.


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