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【謝罪外交・土下座外交を断つ】

「戦後の謝罪外交に終止符を打ちたい」.
 安倍晋三・首相(当時)は、記者会見で『戦後70年談話』を発表した。
 談話の一部に、次の様な一節がある。
 「戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」
 この文言は、ワイツゼッカー・西ドイツ大統領(当時)が、敗戦40年の1985年に行った有名な演説『荒れ野の40年』を参照している。

※ 参考.
 ワイツゼッカー氏の『荒れ野の40年』の一節 ➜ 「自らが手を下してはいない行為について自らの罪を告白する事はできません」。「ドイツ人であるというだけの理由で、粗布の質素な服を身にまとって悔い改めるのを期待する事は、感情をもった人間にできる事ではありません。」

村山談話の禍根.
 安倍氏は、具体性がなく・曖昧なまま植民地支配と侵略を謝罪した、平成7年(戦後50年)の『村山富市・首相談話』には否定的だった。
 また安倍氏は、根拠なく慰安婦募集の強制性を認めた、5年8月の『河野洋平・官房長官談話』を、韓国との政治的妥協を重視した文書である事を明らかにした。
 慰安婦の強制連行神話を明確に否定し、先人たちの正当な名誉を守った。
 安倍によって、戦後日本の長年の悪習・悪癖だった謝罪外交・土下座外交は過去の話になりつつある。

未来へ国柄紡ぐ.
 岸田文雄・首相は、中国や韓国との“対話”を重視する姿勢を示している。だが、両国との関係は依然として厳しい。
 今年8月15日、岸田首相が靖国神社に玉串料を奉納し、一部閣僚が参拝すると、中国は「戦後の国際秩序に対する重大な挑発だ」、と非難している。
 徴用工訴訟問題は、日本企業の資産の現金化が迫っている状況で、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」をうたった27年の『日韓合意』は履行されないままだ。

 安倍氏は生前、周囲に次の言葉を繰り返していた。
 「それぞれの国にそれぞれの美しい物語や民族性があり、国柄が紡がれてきた。そこを大事にしないと、確かな未来は作れない」、と。

●『謝罪外交・土下座外交』にはウンザリしていた。安倍さん、ありがとう。


★産経ニュース『【国難日本 安倍氏「遺産」と命題】謝罪外交断ち切った「歴史戦」』(2022/9/17)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/article/20220917-3YCBS2L7KZPCHJPBGGVJRUJ3SM/

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