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【中身なき共同声明、米朝首脳会談】

『米朝首脳会談の共同声明』
 トランプ大統領は北朝鮮に安全の保証を与えると約束し、金委員長は朝鮮半島の非核化を完結するための固く揺るぎない約束を再確認した。
 米朝首脳会談の成果を履行するため、ポンペオ米国務長官と北朝鮮側の対応する高官の主導による後続交渉を可能な限り早期に開催するよう努める。
 なお、共同声明には、北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄(CVID)」の文言は盛り込まれなかった。

『拉致問題に関しては』
 合意文書には、拉致問題が触れられていない上、トランプ大統領の言及に対する金委員長の反応が不明。その点に関する安倍首相のコメントは、「拉致問題については、最終的に解決をしていくのは正に日本の責任に於いて、二国間の問題として日朝で交渉しなければならない問題だ」としており、落胆ぶり(?)が覗える。
 北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんは、トランプ米大統領が金正恩委員長に拉致問題を提起したものの、具体的には、「これから協議していく」とした事について、「とても残念としか言えません」、と失望感を示した。
 希望の党の松沢成文代表は、共同声明について、「テーマしか分からないが、これは一筋縄ではいかない。簡単に解決できない。難しい交渉にこれから入っていくと思う」と語っている。

『その他』
 「共同声明」の記者会見には、通常、当事者全員が出席するが、今回、金委員長は不出席。何か胡散臭い。人権問題などで突っ込まれたら、困るからか。
 今週の「週刊現代」(6/23号)『金正恩が警戒する「軍事クーデター」』に、次の様な気になる文言がある。

 『昨年まで、ポンペオCIA長官(当時)は対北朝鮮強硬派の筆頭だった。金委員長暗殺のための「斬首作戦部隊」をCIA内部で創設したとも伝う。それが今、国務長官として米朝首脳会談を取り仕切っている、何故か。』「これは、飽くまでも推測だが」と断った上で、「週刊現代」編集次長の近藤大介氏は次の様に続ける。『ポンペオ長官は、シンガポールでの米朝首脳会談を実現させた方が金政権を動揺させ易い、と睨んだのではないか。トランプ大統領が核の完全廃棄を強く迫れば、金委員長は、国内強硬派の軍部とアメリカとの板挟みなって窮地に陥る。そうして何れ、朝鮮人民軍が暴発する可能性が高まる。正に、CIA流の深謀遠慮である』と。

 ついでに、北朝鮮に於けるラッキーナンバーは『9』。その訳は、儒教に「中央が八方を統治する」という思想があり、中央(1)と八方(8)、つまり1+8=9だから。
 例えば、
①.「建国の父」金日成(キム・イルソン)主席は、北朝鮮の建国記念日を、わざわざ、(1948年)9月9日にした。
②.金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日は、2月16日(2+1+6=9)。
③.金正恩・委員長の誕生日は、1月8日(1+8=9)。
以上.


★産経ニュース『【米朝首脳会談】希望・松沢成文代表「これは一筋縄ではいかない」』(2018.6.12)、ほか参照.
★上記へのリンク http://www.sankei.com/politics/news/180612/plt1806120039-n1.html

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