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【ネッシー伝説に終止符?】

DNA解析で、存否を確認.
 幻の怪獣「ネッシー」の伝説で知られる、英北部スコットランドのネス湖(英国最大の淡水湖)で、湖水のサンプルを採取してDNAを解析し、生物種を特定する生態調査が進んでいる。
 調査を主導するのは、ニュージーランド・オタゴ大学のニール・ジェメル教授(遺伝子科学)で、調査には、ニュージーランド、イギリス、デンマーク、アメリカ、オーストラリア、フランス、スイスの7カ国の科学者が参加。

 調査方法は、湖沼で採取した水に含まれるDNAを分析し、水棲動物の生息状況を推定する「環境DNA解析法」で行われる。
 ジェメル教授によれば、生物が水中を移動すると、皮膚・うろこ・羽・毛・排せつ物などのDNAが残るという。今回の調査では、湖の様々な場所・水深から水サンプルを300個採取し、日本製の機材で有機物質を漉し取ってDNAを抽出する。これをヒトゲノムプロジェクトのために開発された遺伝子科学を駆使し、動物や魚などのDNA塩基配列を見付け出す。
 集めたDNA情報を、既に収集されている恐竜を含む国際的データと比較することで、ネス湖に如何なる生物種が生息し、また過去に生息していたかを解析する。
 調査結果は、来年(2019年)1月に公表される予定。

ネッシー伝説は1500年前から.
 ネッシー伝説は1500年前に遡る。西暦565年、アイルランドの宣教者・聖コルンバが、ネス川で怪物に遭遇したのが発端。
 1934年、外科医のロバート・ケネス・ウィルソンがネス湖で撮影した写真は、60年後に捏造だった事が発覚したものの、目撃情報が後を絶たず、観光の名所になっている。
 2003年には、英BBC放送が資金提供し、ソナー600台と衛星追跡で科学調査が行われたが、成果はなかった。

★産経ニュース『ネッシー伝説に終止符!? ネス湖の生態系をDNA解析、来年公表 「少年のロマン」は解明されるか』(2018.7.19)、より.
★上記へのリンク https://www.sankei.com/world/news/180719/wor1807190001-n1.html

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